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いつか来る災害に備えて。人工透析患者と家族が最低限知っておきたいこと

2016/4/20(水) 17:30配信

BuzzFeed Japan

人工透析治療を受けている患者は、全国に30万人以上いるという。災害に遭った場合、患者と家族が最低限知っておきたいこととは。全国腎臓病協議会の金子智常務理事に聞いた。
【BuzzFeed Japan / 中野満美子】

ーーもし、災害にあってしまったら
災害が起きた時に、治療中なのか、そうでないのか。まず対応が分かれるポイントだ。
a. 透析を受けていない時
まずは、自分の身の安全の確保ができているか、確認する。身の安全が確保できない場合は、普段飲んでいる薬などが入った緊急持ち出しセットを持って、避難する。透析治療を受けている病院と連絡を取る。通常の場所で治療が受けられない場合は、他の施設への移動方法や、治療ができるまでの日数を、病院に確認する。

b. 透析治療中の場合
病院のスタッフに、透析回路から離脱するか、治療を続けるかを確認する。もし、離脱することになったら、落ち着いてスタッフの指示に従う。緊急離脱セットの使い方は、確認しておくのがベスト。

ーー避難所での注意点
a. 透析患者であることを、必ず伝える
「命に関わるので我慢しないで。遠慮しないでください」と金子さん。

b. 食事はしっかり摂る
熱量(エネルギー)が不足すると、尿毒素とカリウムが生じて、患者にとっては危険な状態になる。きっちり食べることが基本。

c. ただし、タンパク質、塩分、カリウムは控え目に
避難所の食事はおにぎりやパン、カップめんなど、タンパク質、塩分、カリウムが多いものが多い。「でも支給されたものをちゃんと食べて欲しい」(金子さん)。入手できる食料を、上手く活用するのが大事だという。具体的には、カップ麺はつゆを捨てるとか、つゆを飲まないことで、摂る塩分量を調整できる。ナトリウムを食塩に換算する方法は、「食塩(g)=Na(g)×2.54」。

ーー平時にやっておきたいこと
a. 緊急持ち出しセットを作っておく
「透析患者の場合は患者の場合は、特に薬が大事」(金子さん)。薬には2~3日飲まなくても影響が出ないものと、飲まないと早期に体に影響が出るものがある。普段飲んでいる薬で、飲まないと早期に体に影響が出るものについて、平常時から担当医に確認しておく。また、必要な薬の情報などが記された、透析患者カードは、普段から携帯しておく。以下は、セットに入れておきたいアイテムのめやすだ。

普段飲んでいる薬 (1週間分くらい)、身体障害者手帳のコピー、特定疾病療養証のコピー、保険証、救急セット、飲料水(健康な人の半分が目安。1日750ml程度)、非常食、透析食、靴、現金や貴重品、携帯ラジオ、懐中電灯、衣料品、生理用品、下着

b. 家族は、患者の通っている透析施設を確認しておく。
患者の家族は、普段通っている透析施設がどこにあるか、確認する。1週間から10日程度透析しないと、命に関わる。なるべく治療の間をあけないように気をつける。

*この記事は、一般社団法人全国腎臓病協議会の「災害時について」のページを参照しています。

最終更新:2016/4/20(水) 18:12
BuzzFeed Japan