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レイプがスマホで生放送される時、TwitterやFacebookの責任はどうなる?

2016/4/23(土) 10:50配信

BuzzFeed Japan

Twitter上で生放送するPeriscope。そこで「Live sex」と題された動画が公開され、多くの人が「いいね!」をした。その放送を観たロンドンの20歳の学生がツイートした。「この女の子は、レイプされている」。世界中に公開されるソーシャルメディア上で、何が起こっていたのか。

3月30日にTwitterでシェアされたこの生放送は、3人の男性と一人の女性がセックスしているところが映されていた。映像を観た人によると、男性たちは服を着ていて、女性は半裸の状態だったという。男性のうちの一人が女性と性行為をしている間、ほかの二人はスマホで録画したり、様子をみていた。笑い声や、女性にああしろ、こうしろと指示をする声も聞こえた。

「レイプされている」とツイートした女性は、こうも指摘した。「彼女はもうセックスしたくないと思っている。でも男たちが『もう一回』といっている」

映像をみた一人から連絡を受けたBuzzFeed Newsは、動画を観た15人にインタビュー取材した。15人全員が自分のアカウントでツイートをしていたが、匿名で取材を受けたい、と話した。

「動画は2万8000ビューあった」と、ロンドン郊外の18歳の学生は話した。「みんな、友達にリンクを送っていた」。中には、自分の観ていた映像が、レイプ、つまり犯罪行為であると気がつくのに、しばらく時間がかかった人もいた。

TwitterはPeriscope、FacebookはFacebookライブ動画。SNS大手は、スマホを使った生放送サービスのユーザーを増やそうと、躍起になっている。生放送の魅力は編集されていないライブ感だ。しかし、それは同時に、動画プラットフォームの運営会社が、コンテンツの内容をコントロールできないという危険性もはらんでいる。

もし、レイプのような犯罪行為が生放送された場合、どう対応するべきなのか?

生放送が始まってしばらくすると、視聴者から「女の子は未成年のようだ」というコメントがつき始めた。「誰とでも寝る子だ」「汚い」ということを書き込む人もいた。

登場していた女の子は、自分の行為を理解しているように見えたと動画を観ていた人は話す。しかし、女の子は撮影されていることに気づくと、はっきり「やめてほしい」また「輪姦されそうになった」と言っていたという。

「心細い気持ちになりました」とロンドン在住の19歳の女性は話した。「最初はわかってやっているようでしたが、だんだんその場にいたくなさそうな様子になりました。私は、目の前で起こってることを報告して、待つしかできませんでした。人々がこのことについて、Twitterでやりとりするのを見ました。その間じゅう、行為は続いていました」

録画済みの動画とライブ動画の違いは、視聴者が生放送されるコンテンツに巻きこまれることだ。ライブ動画の視聴者は受け身ではない。スクリーンの向こう、空間を隔てた場所にいたとしても、自分の眼の前で繰り広げられることに責任を感じてしまう。

レイプだ、とツイートした20歳の学生は「動画に映っていた女の子はセックスしたくないと言っていた。でも男たちは続けさせた」と話した。「男たちは彼女を強く掴んだり、殴ったりしていなかったので、レイプに見えなかった人も多かった」

それよりも、と彼女はこう付け加えた。

「彼らが撮影中、『いいね!を2000にしよう』と叫びながら撮影していたことに腹が立ちました」

動画を観ていた人たちは、当局に知らせ、犯罪行為をとめることができるかもしれないと思い、フラグを立てた。しかし、生放送が終わったあと、視聴者たちは何もできなかったことに恐怖を覚えた。

生放送終了後、多くの人が自分がいま観たものはレイプだった、と書き込んだ。

撮影した本人は、TwitterとPeriscopeのアカウントを削除した。アカウントの持ち主が生放送してから24時間以内にアカウントを削除した場合、運営会社側に複製は残らない。つまり、警察に動画を渡して証拠にしようにも、できない。

Periscope側は、プライバシーとセキュリティーの両面で、個別のケースについてはコメントできないとしている。そのため、Periscopeがこの動画の存在を認知していたかは確認できない。

その代わり、親会社のTwitterが、不適切なコンテンツについて書いてある利用規約に誘導してくれた。「Periscopeは何かが起きている、その瞬間に、人や場所とつながるためにあります」と書いてある。「物語が展開するのと同じタイミングでフィルターのかからない参加を、可能にします。Periscopeをオープンで安全にするために、少しだけガイドラインを設けています。楽しんで、適切に対応してください」

Twitterは犯罪の可能性のある動画については、警察に「緊急開示要求」をする権利がある、としている。この要求が有効になる場合は「死や、身体の危険がある場合で、Twitterが阻止するための情報を持っている場合」だ。レイプや、性犯罪は、ここには明記されていなかった。

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最終更新:2016/4/25(月) 15:50
BuzzFeed Japan