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古いスマホを眠らせるな スマホを再利用する「phonvertプロジェクト」

2016/4/25(月) 17:30配信

THE PAGE

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 機種変更などで使わなくなった古いスマートフォンを、捨てるのが惜しくて保管している人は少なくないのではないか。使い古しのスマホをIoT機器などに再利用する「phonvertプロジェクト」の取り組みが進みつつある。「phone(電話)」と「convert(転換する)」を掛け合わせた造語であるphonvertという言葉は、「MOTTAINAI」のごとく、新しい言葉として世界に定着するだろうか。

スマホはスーパーテクノロジー、使われないのはもったいない

 「スマートフォンは、この小さな体にセンサやディスプレイやWiFi機能などがたくさん詰まっていて、すごいスーパーテクノロジーなんです。それが使われないのは本当にもったいない」と話すのは、慶応義塾大学大学院生の木原共(とも)さん。

 phonvertプロジェクトは昨年9月、当時慶大環境情報学部4年生の木原さんと、東京大学工学部電気電子工学科4年生の城啓介さん(現在は東大大学院生)が中心となって立ち上げた。ベンチャー企業としてビジネスを展開するのではなく、世界的にスマホ再利用のムーブメントを起こそうという狙いがあり、木原さんは「究極的には、このphonvertという言葉を、『MOTTAINAI』や『リサイクル』のように新たな言葉として定着させたい」と述べる。

 スマホのIoT活用は、木原さんが以前から温めていたアイデア。「20年以上前にユビキタスコンピューティングの概念が提唱されて以降、いまだIoTは広まっていません。今までの方法ではダメなのではないかと考えていた時に、スマホの可能性に気づきました」。

 スマホは、カメラやセンサ、マイクなど豊富な機能を備えており、IoT機器にも十分応用できる。しかも、各家庭内で古い機種を保管しているケースも少なくない。実際にプロジェクト開始当時、木原さん自身の家の中にも2台のスマホが眠っていた。携帯電話のリサイクルに取り組む電気通信事業者協会の調査によると、昨今は使わなくなった端末の保管や売却が一般化しており、リサイクル目的の回収が難しくなっているという。

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最終更新:2016/4/25(月) 18:29
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