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企業の成績表 5分でわかる決算短信の読み方(上)最初のページが重要

2016/4/27(水) 7:00配信

THE PAGE

 株式投資を行うにあたって、企業の決算を分析することは基本中の基本です。企業は決算が確定すると「決算短信」という書類を証券取引所に提出します。企業のことをよく知るためには、決算短信の見方をしっかりと理解しておくことが重要です。

投資に役立つ「適時開示」の読み方

 決算短信は企業の事業年度が終了してから、おおよそ1カ月から2カ月程度で開示されます。3月決算の会社であれば、4月の末頃から各社の決算発表が開始されると考えてよいでしょう。以下では決算短信の見方について解説していきます。

※編集部注:決算短信は企業のホームページやTDネットの適時開示情報閲覧サービス(https://www.release.tdnet.info/inbs/I_main_00.html)から入手できます。

 決算短信の最初のページには、非常にコンパクトにその会社の財務状況がまとめてありますから、まずはこのページをざっと眺めるのが決算分析の基本です。これはファンドマネージャーや証券会社のアナリストなどプロの世界も同じであり、アマチュアとの違いはありません。

 まずチェックすべきなのは、最初に出てくる連結経営成績という項目です。ここには、売上高、営業利益、当期純利益が記載されていますが、これらは企業の経営状況を知る上で基礎となる情報といってよいでしょう。売上高や利益の絶対値も重要ですが、ここでもっとも注目する必要があるのは、前期からの伸び率です。連結経営成績の項目では通常、当期決算の数字の下に、前期決算の数字が併記されます。そして売上高や営業利益といった各項目の右側には%が書いてありますが、これが前期からの伸び率を示しています。

 すべてにあてはまるわけではありませんが、前期と比較して売上高や営業利益が伸びている会社は、次の期も業績が好調である可能性が高くなります。売上高が増加した場合には増収、利益(営業利益、当期純利益)が増加した場合には増益と呼びますが、増収増益の企業は、株価も上昇しやすくなるわけです。

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最終更新:2016/4/27(水) 20:38
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