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FORGET-ME-NOT~東アフリカの性的少数者たち~藤元敬二写真展5月9日まで

2016/4/29(金) 9:45配信

THE PAGE

動画URL:https://www.youtube.com/watch?v=reIrQDzTbMA

中高年期のセクシュアルマイノリティーたち

 フォトグラファーの藤元敬二さんの写真展「FORGET-ME-NOT~東アフリカの性的少数者たち~」が5月9日までコミュニティーセンターakta(東京新宿2)で開催されている。

 展示されている写真は、藤元さんが2014~15年に東アフリカのケニアのナイロビとウガンダで撮影した性的少数者たち。限られた空間で愛し合ったり、はしゃいだりしている姿もあれば、HIVに感染した青年がうつろな眼差しで苦悩する姿が写し出されている。

 「自分に身近なテーマを撮りたいと思っていました」と話す、藤元さんも性的少数者(LGBT)の一人。あるジャーナリストから性的少数者を撮りたいならアフリカはどうかと言われ、英語が通じる東アフリカを選んで旅立った。

 ナイロビでは非政府組織(NGO)を通じて、対象者を紹介してもらい、外国人が全くいない地域のアパートに住み、自分がその一部になって生活していくように心がけた。ナイロビは比較的寛容で、市内にはゲイバーが2軒あって、とても賑わっていたという。 

 「日本は優しい国とは言えないですけどまだいい。アフリカ、とくにウガンダには評判の悪い反同性愛法というのが施行されいて、見つかったら牢屋に入れられて終身刑を受けさせられていたのです(※現在は廃止になってる)」

 だからウガンダでは人目を盗んで愛を確かめ合うせつなさを見てきた藤元さんは、自分が写真を撮ることによって、彼らが告発されてしまうのではないかと悩んだが、一歩踏み込んでみるとそれほど苦労なく撮影できたという。

 「自分と向き合う作業でした。彼らを撮りながら、ああそんなことあったな、と孤独だった自分を思い出しました」と当時を振り返る。彼らから学んだことは、同性愛者としての背景を持って生活をしている自分と彼らの間には相似した呵責があるということ、だという。

 「自分自身のテーマになっている性的少数者についてはこれからも撮っていきたいですし、今までは海外のものばかり撮影していましたが、日本人にも様々な見逃され続けている問題があることにも注目していきたいと思っています。日本にもいろいろな問題があるし日本をもっと撮るべきなんじゃないかと思っています」





  



  

藤元敬二写真展
【会場】コミュニティセンターakta(新宿区3-15-13 第2中江ビル302)【時間】午後4時~午後10時(火・水休館)、入場無料。※4月30日午後6時~午後7時、同会場にてトークイベント開催(参加費無料)

最終更新:2016/4/29(金) 9:45
THE PAGE

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