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真田丸ヒットの裏に「現場の一体感」 プロデューサー語る

2016/5/8(日) 20:52配信

BuzzFeed Japan

SNSを中心に、ファンが急増しているNHK大河ドラマ「真田丸」。ドラマの仕掛け人は、いま、どのような思いで制作をしているのか。真田丸プロデューサーの吉岡和彦さん、SNS運用を担当する広報局 福島裕介さんがBuzzFeedの取材に答えた。【BuzzFeed Japan / 與座ひかる】

「真田丸を盛り上げたい」という一心で仕事をするスタッフたち

ー視聴者からは「スタッフの熱意がすごい」という声があがっています。これまでの作品と何が違うのでしょうか。

吉岡:じつは真田丸には、三谷さんが以前に手がけていた大河ドラマ「新選組!(2004年)」に携わっていたスタッフが数多くいます。最初のスタッフ挨拶で「僕は新選組の残党ですが」「あ、僕も残党です」っていう挨拶があったり(笑)。三谷さんが書くドラマ作りに携わりたい、という熱意を持ったスタッフが大勢いるんです。

そうでなくても、真田丸に関わると、みんなこの船に乗りたくなる。例えばSNSの告知とかって、一番熱意がにじみ出ちゃうんですよ。SNSで告知する時に「いよいよはじまる」なのか「いよいよはじまるぞ」とするのか、「いよいよ始まるからね!」と書くのか。そうした細かい場面でもスタッフの熱意がはみ出てしまっている。

NHKは公共放送だから、SNS投稿にも社内チェックがあるんです。そうした手間もある中で、いかに工夫して皆さんに情報を届けられるか。しかも、みんなお金を積まれているわけではなく、やってて面白いから、真田丸を盛り上げたいからという一心で仕事をしています。

ここ5年で一番盛り上がっているSNS実況

ーSNSの盛り上がりも計算してドラマを作っているのですか。

福島:計算したわけではなくて、「若い人に大河を見せるなら、SNSをしっかり運用しなきゃだめだ」という気持ちがもともとありました。
真田丸は、皆さんが盛り上がっているところに、僕らがガソリンじゃないですけど、どうやったら情報を加えられるかを工夫しています。5年間大河ドラマのSNSを担当してきましたが、体感としても一番盛り上がってるなと感じています。

吉岡:皆さん、何のためにドラマを見るかっていったら「見ていて楽しい」だけではなく、翌日学校とか職場に言って「見た!?!?」っていう話をするために見ていると思うんですよ。最近のテレビはそのコミュニケーションが薄まってしまったけど、真田丸はSNSを通じて復活しつつあります。何が尊いかっていうと、番組をきっかけに、生きてる人と人がコミュニケーションをとることなんです。

福島:真田丸は、もしかしたら日本の会話量を増やしてるかもしれませんね(笑)。

吉岡:いくら視聴率が良くたって、その後に見てくださった人たちの間でコミュニケーションが生まれなければ面白くもなんともないですよね。

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最終更新:2016/5/8(日) 21:07
BuzzFeed Japan