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「夫が都知事選に出馬した日、私は離婚した」エッセイスト・紫原明子さんが語る「家族無計画」という生き方

2016/6/27(月) 15:06配信

BuzzFeed Japan

2児の母として、忙しい日々

現在はエッセイの連載を複数抱えるほか、ニュースアプリを提供するIT企業に週2日ほど勤めている。柔軟な働き方を実践しており、単発的に別の企業からウェブメディア運営の相談を受けたり、広報代行業を請け負ったりもしている。

しかし、プライベートでは2児の母。毎日のスケジュールは多忙を極める。

早朝に起きたら、まず洗濯乾燥機を回し、犬のトイレシーツを交換する。主に目玉焼きとトーストの朝ごはんを作り、子供たちに食べさせ、学校に送り出す。

自分の準備をして出勤し、夕方まで仕事。長女を塾に迎えに行った後、スーパーやデパ地下でお惣菜を買って帰宅、主菜や副菜を作って夕飯となる。

塾から帰ってきた長男に遅めの夕飯をとらせると、ようやく原稿を書いたり、本を読んだりする時間。そのままソファで寝てしまうことも、たまにある。

長雨なら、諦めてその場所を離れるのも1つ

18歳で結婚して以来、31歳まで専業主婦だった。初めての就職は、想像以上に困難だったはず。どんな心持ちだったのだろうか。

「変な言い方ですが、苦しい状況が自分に負担をかけている、と自覚すると気楽になれるんです」

紫原さんは淡々と続ける。

「止まない雨はない、とよく言われるように、どうしようもないときに雨が止むまでじっと待つのも1つの手ですが、あまりにも長雨なら、諦めてその場所を離れた方が早いときもあります」

気楽に生きる方法は、探せばどこかにある。「苦しいことに慣れてしまわないのがコツ」と紫原さん。必ずしも逆境をそのまま受け止めることはない。

「今こんな特殊なスタイルで仕事が成り立っているのはとてもラッキーなことですが、いいことも辛かったことも、過去の何が欠けてもこうはなっていなかったと思っています」

決め事は全て(仮)でいい

自分を型にはめず、あえて「無計画」でいることは、この世の中を軽やかに生きていく1つの方法論だという。

「本の中で、『決め事は全て(仮)でいい』という提言をしているんですが、これは具体的に言うと、物事を決めるときに、半分くらいは考えをもって挑む、あとの半分は状況に委ねる余白を残しておく、ということなんです。だから厳密に言うと、半分くらい無計画でいいんじゃないか、と思います」

大人はあらゆるリスクを予測し、より安全な道を選ぶもの。そう考えるのがこれまでの当たり前だったかもしれないが、いまや誰にも予測できないことだってたくさん起きている。

「思いがけず既存のレールからはみ出してしまったら、今度は、はみ出したなりに楽しい生き方があると思うんです。それを、なるべく許容できる心持ちでいた方が、より楽に生きられます」

子供には「この本をネタにしてほしい」

じつは元夫の家入一真氏も昨年、ITベンチャーの起業で成功するまでの道のりと、その後の転落を描く自伝「我が逃走」を出版したばかり。

「パパに次いでママまでも、うちの恥ずかしい話を本にしてしまったね」。紫原さんが長女に投げかけたところ、返ってきた答えは「私も将来、“薄い本”(同人誌)を出してコミケで売る」。

立派に育ってくれてありがとう、という気持ちになった。

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最終更新:2016/6/27(月) 15:06
BuzzFeed Japan

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