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【参院選】憲法改正が争点だった? 各新聞社で結果の報じ方がまったく違う

2016/7/11(月) 12:06配信

BuzzFeed Japan

毎日

毎日の見出しは日経とほぼ同じ。「改憲勢力 3分の2超す」

毎日もグラフィックで改憲勢力は163議席と示した。「秋の臨時国会以降に想定される改憲項目の絞り込みは難航が予想されるが、改憲発議に向けた環境が整った」

毎日の主筆も「自民党が復古調の改憲草案を撤回すること」を求めた。「あの草案には、自由や平等への敬意がない。憲法に内在する普遍的価値を冷笑するのなら、そもそも憲法を論じる資格はない」と批判する。

毎日の社説は3分の2の意義をこう解説。「今回の参院選は戦後政治史の転換点になる可能性がある」。ここでも憲法改正草案の破棄を求めた。「明らかに近代民主主義の流れに逆行する」

朝日

朝日の見出しは「改憲4党 3分の2に迫る」。「改憲勢力」という言葉を使わず、慎重な表現。

記事では「改憲に積極的な姿勢を見せる無所属議員が少なくとも4人いる。合計すると、発議に必要な3分の2以上の162議席に達する」。日経や毎日は163としていたので、1人少ない。

朝日のゼネラルエディターは「戦後政治と、その支柱となってきた憲法が大きな曲がり角を迎えつつある」。毎日とおなじ見方だ。「遠くない将来、私たちも国民投票に向き合うかもしれない」

朝日の社説は「『後出し改憲』に信はない」。「この選挙結果で、憲法改正に国民からゴーサインが出たとは決していえない」。「(野党4党が)共闘していなければ、1人区の当選者はさらに限られただろうことを考えれば、共闘の試みに意味はあった」。産経とは逆の評価だ。朝日と産経が直接対決したらどうなる?

朝日の一面の名物コラム「折々のことば」では、鷲田清一さんがこんな言葉を取りあげた。

「どこにいくのかなあ?」「というより なにから逃げてるかが 問題よ」(ムーミンとミイの会話)

鷲田さんは、こう指摘する。「何かから逃げているだけなのに、どこに行くべきかと、人もよく問題をすり替える」

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最終更新:2016/7/11(月) 12:06
BuzzFeed Japan