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“札幌の地酒”『千歳鶴』を製造している日本清酒の創業144年の歴史の中で、初の女性杜氏となった同社六代目杜氏の市澤智子(さとこ)さん。ちなみに北海道では唯一の女性杜氏ですが、全国的には女性杜氏は珍しくはありません。
実は酒屋の娘といった女性杜氏は少なからずいるのですが、市澤さんのように「サラリーマンの娘がなるパターンは珍しいですね」(市澤さん)とのこと。
「私は醸造が好きでこの世界に入ったので、実は杜氏が目標だったわけではないんです。地ビールから日本酒に醸造する対象が変わって、日本酒の奥深さに魅せられてからは好きで続けて来たら、今の立場になったという感じなんです。」(市澤さん)
その市澤さん、昨年9月に日本清酒に入社し7月1日に杜氏になったのですが、今は「日本清酒のために何ができるか」を色々と考えている日々だといいます。
「日本清酒の工場規模は東日本でも最大級なので、これまで経験してきた工場とはレベルが違う大きさなんです。その中で、リーズナブルな『普通酒』と醸造方法に縛りがある『特定名称酒』(純米大吟醸・大吟醸など)の両方に力を入れていかなければなりません。しかし、力の入れ方が違うのが難しいところです。『普通酒』は生産規模が大きいので安定した商品提供が要求されますし、『特定名称酒』は徹底的に手をかけて造ることが最優先されます。」(市澤さん)
その中で市澤さんが目指しているのは、社内の歯車をより合わせていくこと。そのためには、杜氏がもっと「日本酒への想い」を伝えていく必要があると感じているそうです。
「日本清酒の社員一人ひとりの潜在能力はすごく高いと思います。しかし、その能力の歯車がよりかみ合うようになると、『千歳鶴』ほか日本清酒で製造している日本酒の魅力をより多くの方々に伝えられるのではと思っています。そこで、杜氏としては『ちゃんと造ってちゃんと伝える』ということを徹底していくつもりです。『造る』だけではなく『伝える』ことが大切なんです。杜氏が『美味しい』と思うものを造らないと、日本酒にもその気持ちが伝わってしまうんですよね。」(市澤さん)
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