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女性「だいがく」知らない者同士も心一つに 担ぎ手も募集 THEPAGE大阪 岡村雅之撮影
全国で唯一の「だいがく」が登場する大阪市西成区玉出、生根神社の夏祭。今年も高さ20メートル、重さ4トンの府指定有形文化財「玉出だいがく」が境内で公開された他、近所の公園ではやや小ぶりなだいがく2基により、だいがく担ぎが奉納された。2基のだいがくのうち、1基は女性だいがく。女性の担ぎ手たちがそろいのハッピ姿で躍動し、詰めかけた観衆から拍手を浴びていた。
【拡大写真と別の動画】西成・玉出で日本唯一の巨大「だいがく」回る。神社には浜村淳さんの姿も
女性だいがくが登場したのは生根神社の北にある玉出西公園。周囲には金魚釣りなどの縁日屋台が軒を連ね、玉出のまちは祭り景気でわき立つ。
男性たちが担ぐ中だいがくは重さ1.5トン、女性だいがくは0.8トン。頑丈な台の上に、平衡を保って設置してある。少人数では制御しがたい重量であることから、担ぎ手たちが一定の人数に達しないと、危険が伴うため動かすことができない。
夜のとばりが降りるころ、担ぎ手たちがそろった。男性80人、女性は60数名だ。「これから2基のだいがくのコラボレーションをお楽しみください」という会場アナウンスが流れると、担ぎ手たちがだいがくに肩を入れ、担ぎ上げる。
哀調を帯びただいがく音頭に導かれ、2基のだいがくが並び、交差し、離れては会場内を練り歩く。だいがくには多くの赤いご神灯が、帆掛け船の帆のようにつるされている。ゆったり回る赤い帆が夜空を焦がしながら移動する情景は、とても幻想的だ。
クライマックスはだいがくを頭上へ担ぎ上げる場面。「サッセーヨ!」「サッセーヨ!」の掛け声に合わせて、それまで肩で担いでいただいがくを、ぐいと両腕を伸ばして頭の上へ担ぎ上げる。「サセヨ」とは力を込めて「差し上げよ」の意味。巨大なだいがくが頭上に舞う。担ぎ手全員の心技体が連動してこそ、初めて可能になる。
女性だいがくも、担ぎ上げを見事に成功させ、観客たちの拍手を浴びる。 休息タイムに話を聞いた。介護福祉士の20代女性は小柄だが、「こう見えても力持ちなんです」と笑顔が弾ける。「担ぐのは平気ですが、だいがくを頭上へ差し上げるときには、全員の息が合わないとバランスが崩れるので慎重に」と説明しながらも「楽しいので仕事の疲れも吹き飛びます」と話した。
初めて参加した20代女性は「仕事でお世話になっている地元の皆さんに恩返しがしたくて」名乗り出たという。「知らない人たちともいっしょに担いでいると、心がひとつになり、ハマってしまいそう。来年も参加したい」と、早くも来年へ意欲をにじませた。
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