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「オバマ大統領は、広島で変われなかった」 被爆者の怒りと願い

2016/8/6(土) 6:00配信

BuzzFeed Japan

あの日、オバマ大統領が平和記念公園にいたのは、1時間15分間。資料館を訪れたのは、メッセージの執筆を入れて、10分間だけ。

「資料館をちゃんと見て、何人かの被爆者の話を聞いて、そのうえで慰霊碑を囲んでいる空気を感じればね。誰だって変わると、私は信じて疑わないんですよ」

「オバマさんも本当に原爆のことを感じていたのなら、予定どおりじゃない、思うところを表現する方法あったんじゃないか」

もちろん、被爆者の思いもそれぞれだ。

あの日同じ場にいた被団協代表委員の坪井直さんは当日、BuzzFeed Newsの取材に「原爆はアメリカだけじゃなく、人類の過ち。未来に向かって頑張りましょうと伝えた」と答えていた。

その思いは変わっていないようだ。日経新聞のインタビュー記事(8月3日掲載)には「大統領の訪問を『核なき世界』への前向きな第一歩としたかった」とある。

被団協は、6月の定期総会で採択した決議文で、演説について「人の心を打つような言葉が盛り込まれていましたが、被爆地広島にふさわしい内容だったでしょうか」と疑問を投げかけた。

決議ではさらに、「アメリカの責任を回避する表現だった」「大統領としての責任を一切語らなかった」「具体的な課題の提起もなかった」などと批判した。今後は、オバマ大統領の広島再訪を求めていく方針だ。

原爆を落としたアメリカの現役大統領が広島を訪れたことは、間違いなく、歴史的だった。その意義について様々な思いが交錯するまま、広島と長崎は、被爆71年目の夏を迎える。

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最終更新:2016/8/7(日) 11:35
BuzzFeed Japan

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