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格ゲー世界大会で日本人優勝虚偽疑惑を本人に追及 その後朝日、上毛新聞も記事削除

2016/9/27(火) 16:52配信

BuzzFeed Japan

Aさんの主張

ネットで上がっている疑惑を受け、BuzzFeed NewsはAさんに直接話を聞いた。

改めて「オータムスタンフェスト2016」への参加の有無と、優勝したかどうかを聞くと「事実です」という。

大会自体は「クローズドで開催されている招待制のもので、大会主催者からメールで出場の打診があった」とし「日本で言うとゲームセンターが主催するような小規模なもので、ネット上で情報はないと思う」と話した。

Aさん自身はこれまでオンライン対戦を中心に活動しており、自身の名前が出るような大会にはほとんど出場していないそうだ。

Facebookの写真に関しては「普段から建物や風景の写真を保存しているので、自分が撮影したものでない写真も使ってしまったかもしれない」。

大会会場やプレイ前後の写真は「時間がとれず、撮影していない」という。

大会の参加・優勝を示す証拠がないかを聞くと「小規模な大会だったので、賞状もトロフィーももらっていない」。

海外大会ということで、ドルかユーロ建てであろう賞金額の詳細を聞くと、「実際に受け取っていないので正確な額は分からない」「300万円は過去の参加者に聞いたもの」とした。

出場を打診するメールは「連絡があった当時の携帯電話が壊れてしまったので手元に残っていない」。正確な主催者の名称や開催情報の詳細は得られなかった。

他のプレイヤーの見解は

本当にAさんが参加したようなゲーム大会はあり得るのか。

BuzzFeed Japanでは、海外の格闘ゲームに詳しいB氏に話を聞いた。

B氏は業務でeスポーツに携わっており、主要な世界の格闘ゲーム大会も把握。自身も格闘ゲームのプレイヤーである。

記事を見て驚いたというB氏。A氏が挙げた大会名に関しては「『スタンフェスト』という大会は実在するが、『オータムスタンフェスト』という大会は聞いたことがありません」と話す。

A氏はクローズドの大会であるため知られていないと話しているが「『ギルティギア』の大会で賞金300万円は破格。常識的にはあり得ないと思います……」と疑問を呈した。

格闘ゲームの世界では上位に行くプレイヤーは固定化されており、国内、世界大会レベルでもプレイヤーは顔見知りがほとんどだ。

上毛新聞によれば「国内のゲームセンター主催の大会だけでなく、米・ロサンゼルスや欧州に遠征し、好成績を収めた」とあるが、記事を見たB氏はA氏の顔を見た記憶はなく、オンラインでもA氏のハンドルネームには心当たりがないという。

また記事にはA氏が「ギルティギア」「ブレイブルー」の2つのゲームで優勝したとあるが「どちらも同じ会社が作った格闘ゲームですが、オープン大会の場合、どちらのゲームでも上位に来られるのはすごく有名なプレイヤーだけです」とこの点にも疑問を呈している。

朝日新聞によれば、働く市役所の部長や課長に後押しされて「『しぶしぶ』記者会見をした」というA氏。

市役所はBuzzFeed Newsに対し「業務外のことなので本人に聞いてほしい。小さい大会なのでネットでは情報が出てこないと説明を受けている」と答えている。

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最終更新:2016/9/28(水) 23:49
BuzzFeed Japan