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電通、労働時間の上限引き下げへ 新入社員の過労自殺を受け、社長が文書で通達

2016/10/17(月) 21:00配信

BuzzFeed Japan

労働管理方針を刷新

「いま私たちには、具体的な行動を起こすことが求められています」と、石井社長は社員に語りかける。

そのうえで、電通が「社員の皆さんが健全な心身を保ち続けると同時に、個々の仕事を通じて、自己の成長を実現・実感できる」企業であるために、労働管理の方針を刷新するとして、以下の6点を示した(原文まま)。

“1. 現時点で違法であることが指摘されている現状を改善するため、「三六協定」の管理を、現行の年次管理・月次管理に加えて、日次でも管理することとする。この日次管理は、本日より実施する。

2. 現行では、最長で法定外月間50時間(所定外月間70時間)を上限に設定している三六協定の上限を、現行の労使協定の改定に合意するまで、最長で法定外月間45時間(所定外月間65時間)に引き下げる運用を開始する。

本運用は、11月1日から正式に開始するが、本方針は、本日付で全てのマネジメント職に対して通達し、本日より、可能な範囲で10月中の対応も図ることとする。

3. 労働基準監督官からの指摘を踏まえ、「自己啓発」「私的情報収集」による私事在館を禁止とする。業務上必要なこれらの活動は、業務命令を受けたうえで、勤務登録する。

4. 現行の労使協定の改定に合意するまでの間、現在、最長50時間と設定している特別条項の上限を30時間に引き下げる運用を開始する。本運用は、11月1日から正式に開始する。

5. 2016年4月に当社に新卒入社した社員については、2016年11月と12月において、特別条項の適用を認めない。

6. 上記方針は、本日よりその実現に向けた取り組みを開始する共に、引き続き、当社労働組合との間で締結する協定内容の変更に向けた労働組合との協議を重ねる“

亡くなった高橋さんの場合、労基署が認定した高橋さんの1ヶ月(10月9日~11月7日)の時間外労働は約105時間だった。

一方の「特別条項」は、厚労省ホームページによると、 「臨時的に限度時間を超えて時間外労働を行わなければならない特別の事情が予想される」ときのために設けられたもの。ただ、「一時的又は突発的であること」「1年の半分を超えないこと」が条件とされている。

高橋さんの死を受けてか、新入社員がそれから除外されることがわかる。

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最終更新:2016/10/19(水) 17:30
BuzzFeed Japan

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