ここから本文です

履正社・山口の入団拒否問題。日ハムが悪いのか?条件付プロ志望が問題か?

2016/10/25(火) 7:00配信

THE PAGE

 だが、そういう片岡氏も、ヤクルトのスカウト時代、1982年のドラフトで2位の新谷博(のちに西武)、4位の広瀬哲朗(のちに日ハム)と2人に入団拒否をくらった苦い経験がある。

「ドラフト前に新谷博は駒大進学を宣言していたが、強引に2位で指名して説得できなかった。このときは駒大との間もこじれ、4位で指名した駒大の広瀬哲朗にも入団を拒否された。ただこのときは、まだプロ志望届という制度がなかった。今回、山口側もプロ志望を出した以上、私は条件はつけるべきではないと考える。希望球団にいけない場合の受け皿を用意するパターンは、最近では菅野や長野が使ったが、これはドラフト制度を否定する行為。そもそも、山口もドラフト制度の主旨に反して、条件を付けるくらいならば、プロ志望は出すべきではなかったのだ。
 
 おそらく3位以上の指名にこだわった理由のひとつに“3位以上の評価をもらえないくらいなら、まだまだということ。社会人であと3年鍛えて成長したほうがいい”という考えもあったのかもしれない。確かに、高校からすぐにプロへいって成功するタイプと、大学、社会人を経たほうがいいタイプの選手には分かれる。周りのレベルの高さに自信を失ってしまうような性格の選手は、大学、社会人に進んだほうがいいことは確かだが、下位指名だからといって、入団後にチームから受ける扱いが違って、チャンスが減るなんてことはない。あくまでも、プロは実力勝負。入ってしまえば、1位も6位も一緒、横一線なのだ」

 山口サイドが、最終結論を出すまで葛藤は続くだろうが、将来、プロでの成功を夢見る彼が、どういう道を歩むことが、結果的にベストなのかを本人も周囲もよく見極めて判断すべきだろう。

 (文責・本郷陽一/論スポ、スポーツタイムズ通信社)  

2/2ページ

最終更新:2018/10/3(水) 14:32
THE PAGE

こんな記事も読まれています

スポーツナビ 野球情報

MLB 日本人選手出場試合8/18(日) 15:50

あなたにおすすめの記事