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日本のハロウィンはディズニーが育てた? 独自文化になるまでの20年

2016/10/25(火) 7:00配信

BuzzFeed Japan

どこへ行っても、ハロウィン一色ですね! オレンジ色のかぼちゃのサインを見ない日はありません。この数年で季節の定番イベントとして一気に存在感が増している気がしますが、考えてみると、一体いつからこんなに浸透していたのでしょうか。

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国内ではまだハロウィンという言葉が聞きなれないかなり早い段階から、関連イベントを大々的に展開していた施設の1つが、東京ディズニーランドです。

東京ディズニーランドで初めてハロウィン関連イベントを開催したのは、今から19年前の1997年。消費税率が3%から5%に引き上げられ、映画では「もののけ姫」が大ヒット、月9では「ラブジェネレーション」を放送していた年です。

そんな時期から、映画や小説の中の海の向こうの行事を日本人向けにアレンジし、レジャーにしたディズニーランド。日本のハロウィンを牽引し、独自の文化に育てた存在と言っても過言ではありません。

20年近く続き、ファンの間では定番となっているディズニーのハロウィンイベント。その傾向やトレンドを見ることで、日本のハロウィンの未来が分かるかも。

ディズニー専門メディア「dpost.jp」を主宰する宮田健さんに聞きました。

東京ハロウィンの特徴は?

まずは歴史を振り返る前に、素朴な疑問から。

ハロウィンと言えば、やっぱり本場は欧米なのでは? 海外に比べたらまだまだ、なんでしょうか。

「実は、各国のパークの中で一番盛り上がっているのは東京なんです。海外のファンから『東京は派手でグッズも多くて羨ましい!』という声が上がるくらい」

「そもそも、クリスマス以外のシーズンイベントにこれだけ注力しているのは日本だけ。欧米にすでにあるものを輸入したのではなく、日本向けに“魔改造”した独自の文化が今のディズニーのハロウィンなんです」

2000年から本格的に

そんな日本ならではの“魔改造”の歩みを振り返りましょう。

東京ディズニーランドで初めてハロウィンイベントを開催したのは1997年。当時は10月31日のみの1日限定イベントで、仮装パレードなどを実施していました。

その後、2000年には10月の1カ月を使ったイベントに“昇格”。2005年からは会期が9月からになり、大幅延長しました。

2016年は9月9日から10月31日までの開催となっています。

ハロウィンシーズンの来園者数は、不動の1位であるクリスマスに次ぐ2位。日本全体のトレンドに先んじて、ハロウィン人気の傾向が出ていたようです。

日本全体で見ても、ハロウィンの市場規模はこの数年に急速に成長しています。2015年は前年比11%増の1220億円と、季節イベントとしてはバレンタインデーを抜き、クリスマスに次ぐ2位になりました。

宮田さんによると、特別仕様のショーやパレードが本格的に始まったのは2000年前後。

ハロウィン用のコスプレ衣装メーカーは、売り上げが急激に伸びたのは「この3~4年ほど」と話していたので、やはり世間一般の流行よりもかなり早い段階から力を入れていたことがわかります。

「世間的に盛り上がり始めたのはこの数年のようですが、東京ディズニーリゾートでは20年近く続く定番イベント。切り口はすでにマンネリ化している印象さえあります」

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最終更新:2016/10/25(火) 7:00
BuzzFeed Japan