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盛り土騒ぎはなんだった? 設計業者「豊洲市場は安全です」→有識者委「同意します」

2016/10/26(水) 5:00配信

BuzzFeed Japan

豊洲市場は、本当に安全なのか?盛土問題に揺れる築地市場の豊洲移転。地下水から汚染物質が検出されるなどの問題だけではなく、「建物の構造は安全なのか」という不安まで、広がっている。【BuzzFeed Japan / 籏智広太】

外国人ジャーナリストが写した築地市場 そこに広がる独特な世界

そんなさなかの10月25日、豊洲市場の安全性などを検証するために小池百合子知事が設置した「市場問題プロジェクトチーム」の第2回会合が開かれた。

チームの委員は大学教授や一級建築士らの有識者6人。座長は弁護士の小島敏郎・青山学院大教授だ。

この日は、豊洲市場の設計を担った日建設計の社員らが、建物の構造の安全性について説明した。

これまで、重機や水の重さに床が耐えられないのではないか、本来なかったはずの地下空間があるために耐震性が下がっているのではないか、などの指摘が報道されてきた。

日建設計は、守秘義務を理由に、報道や懸念の声に反論してこなかった。今回、小島座長によって冒頭で「守秘義務の解除」が宣言され、設計した当事者の証言が公になった。

日建設計側の説明の結論は、極めてシンプルだ。

提出した資料には、こう記されていた。

”豊洲市場の建物は、法令を遵守するとともに、東京都が求める安全性能を満たしています”

会合で日建設計は、3つの疑問点に関して、安全性をこのように説明した。

(1)図面上の床の厚さが耐震性を判断するための「構造計算書」よりも分厚くなっているが、本当に大丈夫なのか

→記載ミスでした、ご心配おかけし申し訳ありません。しかし、構造体は図面の厚さを見込んで設計しています。耐震強度は東京都が求める法定1.25倍より余裕がある1.34倍なので、地震の時でも安全です。

(2)水産仲卸市場の床の積載荷重は、市場が使われ始めたときに耐えられるのか
→実際の使い方で想定される荷重に対してゆとりがあります。ターレ(運搬車)や魚や氷など、築地市場の実際の使われ方を確認し、想定しています。

(3)地下ピットがあるが、5階建と計算するべきだったんじゃないか。杭は耐えられるのか

→基礎ピットは十分頑丈に設計しているため、5階建とみなす必要はありません。地震で安全性が低減するということもありません。

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最終更新:2016/10/26(水) 9:05
BuzzFeed Japan