ここから本文です

日ハム・大谷の第6戦先発回避&ストッパー起用は正解か。

2016/10/29(土) 5:00配信

THE PAGE

日本シリーズの第6戦は、今日、29日にマツダスタジアムで行われるが、前日に予告先発が発表され、3勝2敗で王手をかけた日ハムは、大谷翔平投手(22)を温存、増井浩俊投手(32)が中5日で先発することになった。背水の広島はエースの野村祐輔投手(27)が先発するが、日ハムの大谷の先発回避、そして、ストッパー起用することは、正解なのか。

 日ハムは2勝2敗で迎えた第5戦を西川遥輝(24)の劇的なサヨナラ満塁本塁打で勝って王手をかけた。もし負けていれば、逆に広島の王手で、後のなくなる日ハムは、間違いなく中6日で大谷を第6戦の先発に立てただろう。だが、先に王手をかけたことで切り札を温存する余裕ができたのである。大谷は、第7戦の先発が濃厚だろうが、展開次第では、クリス・マーティン(30)が不在で、谷元圭介(31)、宮西尚生(31)を併用しながら、なんとか凌いでいる手薄のストッパーとして第6戦に緊急起用される可能性も高い。栗山監督も、リードした展開でのストッパー起用も含めた起用法を検討していることを示唆した。
 
 元千葉ロッテの評論家、里崎智也さんは、これらの大谷起用戦略を「予想のできた作戦。プラス要素しか考えられない」と言う。

「大谷は、DHで3試合にフルに出場しているし、もし第6戦で先発するとなると準備の時間が短い。調整に余裕を持たせ、大谷をベストの状態でマウンドに上げるには第7戦の先発の方がベスト。移動日の今日、明日は、代打スタンバイするとしてもスタメンではないので先発に向けての調整はできるでしょう。しかも大谷を7戦に置くことでチーム全体にも、先発の増井にも『負けても大谷がいる』という余裕が生まれます。第2戦に先発した増井は、慣れないマウンドと初戦を落としたプレッシャーで焦ってピッチャーゴロの処理をミスしてビッグイニングを作ってしまいましたが、あれがなければ最小失点です。大谷が控えていることで、本来の自分のピッチングができればゲームを作ることができます。僕は第6戦での大谷のストッパー起用は“ない”と考えています。万が一、大谷が失点して負けた場合は、翌日の第7戦へのリスクが、あまりに大きいので、そういう無理はさせないでしょうし、させるべきではないと考えています」

 里崎さんの考える大谷の第6戦先発回避のプラス効果は3点。

 1.敵地でのプレッシャーからの解放
 2.先発増井への好影響
 3.大谷の前日休養の調整面
 
 阪神時代に日本一を経験している評論家の池田親興さんも、「大谷は、第4戦で走塁の際に少し足を痛めたみたいなので、一日でも空けたほうがベストだろう。西川のサヨナラの勢いのまま、大谷で一気に決めてしまうという手もあるだろうが、『大谷で負けたらやばい』という緊張感が生まれる。負けた場合のダメージは取り返しがつかなくなる。だが、大谷が第7戦にいれば、先発の増井にも余裕と大胆さが出てくる。私は、大谷の肉体の負担が心配で反対だが、ゲーム展開次第では、CSのファイナルステージの最後のように大谷をストッパーとしてつぎ込む選択肢は、考えられる。おそらく栗山監督が、大谷と十分に話しをしているだろう。栗山監督が、どんな手を打ってくるのか、わからないが、相手ベンチに、そういう選択肢を頭に浮かばせるだけで、心理的プレッシャーを与えることになることは確か」と、4点目のプラス効果として「大谷ストッパーの選択肢が与える心理的プレッシャー」を加えた。

 CSのファイナルステージで165キロを連発した大谷の「ストッパー起用」が「あるかもしれない」と広島ベンチに考えさせるだけで采配に影響を与えるかもしれない。

1/2ページ

最終更新:2016/10/29(土) 5:00
THE PAGE