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60周年の通天閣 名物副社長「0歳の気持ちで新たに」

2016/10/28(金) 21:07配信

THE PAGE

60周年の通天閣 名物副社長「0歳の気持ちで新たに」 撮影・編集:柳曽文隆 THEPAGE大阪

 28日再建60周年を迎えた大阪市浪速区の通天閣。同日は朝からセレモニーが行われ、入場料が通常の700円から「ツーテン」の210円にするなど、大勢の観光客が集まり祝福ムードに包まれた。その様子を見守る1人に、通天閣観光の高井隆光副社長がいた。新世界で生まれ育ち、ずっと見てきた通天閣が還暦を迎えたことは感慨深いという。

<写真で振り返る通天閣>#02 通天閣解体と2代目の誕生

1956年10月28日に2代目・通天閣が再建

 そもそも初代通天閣は1912年(明治45年)に建設されたが、1943年1月16日、通天閣のすぐ足元にあった映画館「大橋座」が失火で炎上、通天閣もその火災の巻き添えになった。後に戦争中で鉄骨資材が足りなかったことから翌年に解体された。

 そして10数年がたち、当時の新世界では地元の人たちを中心に「通天閣再建」の動きが活発化に。住民らの努力もあり、1956年に再建工事が始まり、10月28日に現在の2代目が誕生した。

2012年度に入場者53年ぶり130万人超

 再建翌年の1957年度には、過去最高の155万人の入場者を記録するなど、大盛況だったが、光化学スモッグで景色が見えないなど様々な理由で利用客が減少。1975年度には20万人を割るなど危機的な状況もあったという。

 しかし、アマチュア将棋大会の開催など経営努力が続けられ、1996年に放送されたNHKの連続テレビ小説「ふたりっ子」の舞台になったことなどが影響し、入場者が増加。

 2012年度には、53年ぶりに130万人を超えるなど、人気を見せ、現在も100万人以上の入場者数をキープしている。

10年前の50周年の時に役員に就任

 高井副社長は10年前の50周年の時に役員に就任。名物である「ビリケンさん」を東京など各地へ出張させる企画を実行するなどし、同時に通天閣が各地でこれまで以上に知られるようになってきた。

 2月のバレンタインデー時期には夜間にキスをしたら入場料が半額となる「チュー天閣」を実施したり、販売するお菓子には「通天閣」と書かれたシールを1枚ずつ手作業ではり、それだけで売り上げアップにつなげるなど手腕を発揮してきた。

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最終更新:2/11(土) 1:27
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