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変わる電通、変わらない社会 22時消灯の実態を社員が証言「もう逃げられない」

BuzzFeed Japan 2016/11/4(金) 5:00配信

国内最大の広告代理店・電通の新入社員だった女性が、過労で自殺した問題。同社は先月末から、長時間労働対策として、残業時間の上限を削減したり、22時に全館を消灯したりするなどのルールを策定。11月7日には、全社員に向け、石井直社長が自らのメッセージを伝える予定だ。【BuzzFeed Japan / 籏智広太】

ただ、業務全体の改善をしないまま、残業時間の引き下げや規制をすることに対し、実効性を疑問視する声もある。

BuzzFeed Newsは、専門家や社員に話を聞いた。

新入社員だった高橋まつりさん(当時24)が、昨年12月に過労自殺していたことが発覚した電通。3年前にも男性社員(当時30)が過労死と認定されていた。

同社ではこれらの出来事を受け、

・22時以降の残業を原則禁止
・22時~翌5時まで全館消灯(電気は個別につけられない)
・残業の上限を法定外月間50時間(所定外月間70時間)から5時間引き下げる

などの新たなルールを掲げている。さらに11月1日には、過重労働問題の再発防止を目的とした「電通労働環境改革本部」が発足した。

社会全体が変わらないと

いったい、現場の社員は、何を感じているのか。

「これで残業が減るとは思えません。サービス残業が増えたら、また自殺者が出てしまうのではないでしょうか」

そうBuzzFeed Newsの取材に語るのは、ある20代の男性社員だ。今回の対策では、根本的に改善されることはない、と感じているという。

「私たちはクライアントワークをしているわけですから、クライアント、ひいては社会全体が変わらないといけないと思います。私たちだけが変われば良い、という問題ではありません。下請けであるプロダクションの人たちはもっと辛い立場にいるでしょうし……」

一方、ある若手女性社員の場合はこうだ。

「クライアントとの関係も変わっていくと思います。うちの会社は22時以降は本当に仕事ができないんです、と言えるようになりました。そういう意味で、部署によってはポジティブな影響があるかもしれない」

女性によると、今回の22時消灯ルールでは、メールの使用や海外とのやりとりも基本的に禁止されたという。

「5時に電気が点いているという話もありましたが、ほとんどが掃除の業者じゃないでしょうか」

「ただ、確かに朝早くにメールを送ってくるようになった人がいるのも事実です。仕事が終わらないから早朝勤務シフトをし始めた人もいるようです。これだけ色々な職種がいる会社で、同じ働き方にするのには限界がありますから」

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最終更新:2016/11/4(金) 11:33

BuzzFeed Japan

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