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5歳児死亡の神宮外苑火災うけ、消防庁が警鐘「白熱電球、LED問わず、そばに可燃物はダメ」

2016/11/7(月) 16:00配信

BuzzFeed Japan

11月6日午後、東京都新宿区のイベント会場で、木製のジャングルジムのような展示物が燃えて、5歳の幼稚園児の男の子が死亡する事故が起きた。展示物の中では照明として、LED電球と白熱電球が使用されていた。【 BuzzFeed Japan / 瀬谷 健介】

イベントは、明治神宮外苑の近くで開催された「TOKYO DESIGN WEEK2016」。6日午後5時20分ごろ、警視庁や東京消防庁に通報があった。

火は、まもなく消し止められた。しかし、港区の幼稚園児、佐伯健仁(けんと)くん(5歳)の死亡が、搬送先の病院で確認された。作品の真ん中付近で遊んでいて火にのまれたとみられる。健仁くんを助けようとした父親(44歳)と40代の男性が顔にやけどを負った。

展示物は、ジャングルジムのような形をした木製の作品「素の家」で、埼玉県の日本工業大学工学部の建築学科と生活環境デザイン学科の学生有志による約40人のグループが制作、出展した。作品の中には、木くずが詰められ、照明器具としてライトを使った。

照明は、LED電球を展示物の中央部につるし、出火当時はこれ以外にも「白熱球系の電球」を使った投光器が点灯していたことが7日、大学の会見でわかった。電源コードが短く、作品内部にあったコンセントを使わざるをえず、投光器は作品の中に置かれた。

投光器は、大学の備品で、もともとは夜間の設置作業のために持ち込んでいたものだった。点灯した経緯について、明確な説明は、学生からされていないとしている。

白熱電球のそばに、木くずがあれば発火する可能性があるのか。BuzzFeed Newsは、白熱投光器を製造するメーカーに問い合わせた。

営業担当者は、白熱投光器を使い、白熱電球に直接触れると、やけどをするほど高温になる、とした上でこう説明した。

「木くずが、白熱投光器のそばにあったら、燃える可能性があることは否定できません。しかし、現場の詳細がわからないので、なんとも言えないところです」

一方、東京消防庁は、BuzzFeed Newsの取材に「白熱電球、LED問わず、近くに可燃物を置いてはいけない」と警鐘を鳴らした。

白熱電球から発する熱が直接、可燃物に伝わり、発火する温度に達すれば、火災が発生する。可燃物がそばにあっても同様だ。そのため、木くずに限らず、可燃物が白熱電球のそばにあるのは危険だという。

「出火を招いた事例が多くありますで、注意を呼びかけています。LEDに関しては、温度が白熱電球よりは低いはずですが、出火する可能性はあると思います」

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最終更新:2016/11/7(月) 20:01
BuzzFeed Japan