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博多陥没、道路が復旧 事故からたった1週間、「日本の底力だ」と喜んで良いのか

2016/11/15(火) 5:00配信

BuzzFeed Japan

福岡市の博多駅前で起きた道路陥没事故。現場では急ピッチの工事が進んでいる。事故から1週間が経った11月14日には、舗装工事ができるまでに。15日朝には道路が復旧する。【BuzzFeed Japan / 籏智広太】

【写真】博多駅前の道路が陥没し、巨大な穴 周囲は停電、住民避難

「本来なら数ヶ月はかかってもおかしくない工事」(市交通局の担当者)はなぜ、ここまで早く進んでいるのか。果たして安全性に、問題はないのか。BuzzFeed Newsは、福岡市や専門家に取材をした。

インフラ途絶、都市機能は麻痺

都市の中心部に、轟音とともに巨大な穴が出現したのは、11月8日午前5時15分ごろ。地下鉄七隈線の延伸工事が、地表から深さ約30メートルで付近で進んでいたさなかのことだった。

地下では横穴を採掘中に岩盤が落ち、水が吹き出した。工事関係者の判断によって出水のわずか5分前に自主的な交通規制が実施され、幸いにして、けが人はいなかった。

ただ、都市機能を担う上下水道、電気、ガス、通信、そして道路のインフラは軒並み途絶。周囲のビルにも避難勧告が発令されるなど、九州の玄関口は、大きな混乱に見舞われることになる。

「オール福岡」による迅速対応

復旧工事は本来なら「数ヶ月はかかってもおかしくない」(BuzzFeed Newsの取材に応じた市交通局の担当者)という規模のものだった。

そんな状況で、旗振り役になったのが高島宗一郎市長だ。早期復旧を目指すべく、すぐに「オール福岡」体制を敷いた。発生翌日、高島市長は自身のブログでこう、自らの強い意志を提示している。

”一時間でも早く市民の皆さんの日常を取り戻すことに加えて、この事故は全国だけでなく世界が見ているからこそ、日本の底力を見せるためにも早期復旧に力を貸して頂きたいとお願いしています”

そんな高島市長が設けた期限は、事故から1週間。それまでに何としてでも道路を通行可能にすると、やはりブログで明らかにした。

”まずは今週中にライフライン復旧作業を終えて、月曜日には仮復旧を完了させて人も車も通行可能にすることを目標に各事業者が工程表を作ることで合意しました”

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最終更新:2016/11/15(火) 9:20
BuzzFeed Japan