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原発避難先でいじめ、抵抗できなかったと綴った生徒 ほんとうに必要だった「メッセージ」

2016/11/17(木) 18:54配信

BuzzFeed Japan

福島第一原発事故で横浜市に自主避難をした中学1年の男子生徒(13)が、小学校時代にいじめを受けていた問題。男子生徒は手記で「ていこうできなかった」と繰り返し、学校側が「しんようしてくれなかった」と綴っていた。学校側にも問題があったことがうかがえる。

もし学校が頼りなかったらどうしたらいいのだろう。いじめをうけている児童、生徒が相談する窓口はいくつもある。これを忘れてはいけない。

事実関係を整理しよう。

横浜市教委、報道などからまとめる。生徒と家族は東日本大震災の発生後、2011年8月、福島県内から横浜市に自主避難してきた。いじめを受けたのは、転校先の市立小だ。複数の児童が、彼の名前に「菌」とつけて呼ぶようになった。

小学5年時には、加害児童ら約10人と遊園地やゲームセンターにいくようになり、遊びに使う金だけでなく、食事代、交通費など総額150万円(生徒側の弁護士)を超える額を使わされた。「ばいしょう金があるだろ」(手記)というのが理由だった。

「ていこうできなかった」

生徒の手記で繰り返しでてくる言葉は「ていこうできなかった」だ。

いじめで「菌」扱いをされたときの言葉。

「ばいきんあつかいされて、ほうしゃのうだとおもっていつもつらかった。福島の人はいじめられるとおもった。なにもていこうできなかった」(手記)

これはお金を巻き上げられた時の言葉。

「お金もってこいと言われたときすごいいらいらとくやしさがあったけど、ていこうするとまたいじめがはじまるとおもってなにもできずにただこわくてしょうがなかった」

「ばいしょう金あるだろと言われむかつくし、ていこうできなかったのもくやしい」

学校に相談しようにも、彼の目からみると、学校や「せんせい」は頼りにならない存在だったことがうかがえる。

「いままでいろんなはなしをしてきたけど (学校は)しんようしてくれなかった」「せんせい」には「なんかい」も「むしされてた」。

それでも、彼はこう続ける。

「いままでなんかいも死のうとおもった。でも、しんさいでいっぱい死んだからつらいけどぼくはいきるときめた」。

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最終更新:2016/11/17(木) 19:02
BuzzFeed Japan

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