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市場関係者への補償、2017年春から順次実施へ 豊洲移転延期で小池知事

2016/11/18(金) 16:25配信

THE PAGE

 豊洲市場への移転延期に伴う市場関係者への補償について、東京都の小池百合子都知事は18日の定例会見で、2017年4月から補償金の支払いや申請受け付けを順次開始したい考えを示した。補償開始までの間の資金繰りを支えるつなぎ融資も実施する。

【写真】小池都知事が会見、豊洲市場移転は「早ければ17年冬」

11月下旬から業者ヒアリング

 移転延期によって、市場関係者は豊洲と築地の両方に出費を強いられる現状がある。15日に開かれた都の市場問題プロジェクトチームによるヒアリングでは、市場関係者から「豊洲にもこちら(築地)にも金がかかるのはどうしてくれるのか。早く結論を出してほしい」と訴える声があり、豊洲市場の安全性の確保とともに、市場関係者への支援も喫緊の課題だ。

 小池知事が会見で示した補償実施までの流れによると、今月下旬から事業者団体や事業者へのヒアリングを行い、年末までをめどに補償の詳細を策定。年明けから市場関係者への説明や個別相談などを経て、4月以降に申請受け付けと補償金の支払いを順次実施する。

 この間の資金繰りを支えるべく、つなぎ融資も実施する。仲卸業者や関連事業者に対する特別融資で、融資限度額は1000万円。利子や保証料を都が全額負担する。同融資事業は12月1日から開始する予定。また、築地市場の補修も、雨漏り・電気配線など緊急度および優先度の高い事案から行うとした。

 小池知事は市場関係者から不安や不満が噴出している点を踏まえて、「機会をみて直接うかがって声を聞くことも必要と考えている。“これで年は越せるのか、費用も以前よりかかるかもしれない、豊洲が皆から信用されるのか”など、いろんな心配があろうかと思う」と直接ヒアリングを検討する考えを示した。

(取材・文:具志堅浩二)

最終更新:2016/11/18(金) 19:22
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