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「都の何を信じれば…」豊洲移転、来冬以降の延期に業者から悲鳴

2016/11/18(金) 18:27配信

BuzzFeed Japan

小池百合子都知事は11月18日、定例会見で、築地市場の豊洲移転が2017年の冬以降になることを明らかにした。【BuzzFeed Japan / 籏智広太、瀬谷健介】

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現在進んでいる専門家会議や市場問題プロジェクトチームの報告を待ち、2017年6~7月ごろに移転に関する「総合的な判断」をするという。

その後の環境アセスメントが無事に済んだ場合、早ければ2017年の冬~18年春には移転できる見通しだ。

また、2020年の東京五輪までに築地市場跡地の地下に通る予定だった環状2号線のトンネルについては、「物理的に間に合わない」ため、地上道路になるとの方針を示した。

本来なら今年11月7日に開場していたはずの豊洲市場。

小池知事によれば、使っていない間にも、1日あたり500万円のコストがかかる。

小池知事が移転の中止を決めたのは、8月末。安心の確保のため、来年1月に出る予定の地下水の検査を待つためだ。

しかしその後、建物の下に盛り土がされていなかった問題が浮上。汚染水の存在や建物の安全性そのものに注目が集まり、「風評被害」(小池知事)が拡大している。

建物の安全性については、都のプロジェクトチームが「法的には安全」との見解を示している。汚染水の問題に関しても、BuzzFeed Newsの取材に応じた専門家は、「安全だ」と答えている。

こうした状況に対し、市場関係者からは「移転するのかしないのか、はやく決めてほしい」という声が上がっている。

11月14日に開かれた都の「市場問題プロジェクトチーム」による事業者へのヒアリングでは、延期への不満が噴出した。

たとえばある仲卸組合役員の男性は、「移転計画が不透明で銀行融資が受けられない、リースが受けられないという業者がでてきている」と訴え、こう語った。

「数千万円の設備投資をして、工事は終わり、支払いをする時期に入っている。我々ははしごを外され、困っている。どういうところに対策をお願いすれば良いのかわかりません。はっきりしていただきたい」

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最終更新:2016/11/18(金) 18:47
BuzzFeed Japan