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イヴァンカに同情してはならない。彼女を恐れよ

2016/11/19(土) 12:23配信

BuzzFeed Japan

ドナルド・トランプ氏の大統領選挙戦の最後の週、娘のイヴァンカは女性たちに向けて、父親のキャンペーンの宣伝映像を撮影した。彼女のことや彼女のブランドは愛していながらも、彼女の父親の語り口にうんざりさせられてきた女性たちに向けて、だ。
【Anne Helen Petersen / BuzzFeed Japan】

この広告の中で、彼女はシンプルな黒のタートルネックを身にまとい、「私を育てた父親」という言葉を繰り返しながら、有名になれる人と無名の人との違いについて強調した。また「様々な点で私とほとんど似ていないように思える私の父は、実際には私に似ているのだ」とも語っている。

だが危険なのは、多くの人が全く逆の判断をしてしまっているということだ。つまり、ドナルドとイヴァンカは違う、と考えているのだ。実際には、イヴァンカの振舞いや優美さは、ドナルドと相通じるものがある。

彼女の過去に詳しく注目してみると、どういうことかわかるだろう。例えば、イヴァンカが少女だった頃、ドナルドと公に姿を見せた時などがそうだ。 彼女が小学生くらいの頃、彼は彼女を膝の上にのせ、何気なく腕を彼女に回している。これはハグではない。所有を表す行為だ。

10代に差し掛かると、イヴァンカは大人の女性のようなポーズを自分で取り始める。父親のドナルドも、大人の女性を扱うようにイヴァンカに触れ始めた。ハーレー・ダビッドソン・カフェのオープニングで、まだ10歳前後のイヴァンカはデニムのアンサンブルを身にまとっている。ドナルドは彼女の後ろに座りながら、彼女の胸郭のあたりに手を置いた。

1996年に開かれたドナルド50歳の誕生日を祝うパーティーで、当時15歳だったイヴァンカは袖がレースになった黒のシフトドレスを身に着けていた。ドナルドの手はウエストのあたりに回っており、彼は彼女を自分の方へと寄せ、耳元で囁いた。ピンクっぽく赤みがかかった、軽い紫色のアイシャドーを使った彼女は、明るく笑みを浮かべていた。楽しそうに。

翌年、彼女はプレイボーイ誌に掲載された父のプロフィール写真でポーズを取った。イヴァンカは父親に寄り掛かって顎に手を当て、ほれぼれとした様子で彼を見つめた。

1997年、彼女の顔つきは変化する。イヴァンカは17歳。父親は彼女のために「バレンタイン前夜パーティー」を開いた。輝かしい表情は、口紅をつけた、色白の、不機嫌な表情に代わった。彼女は胸元が大きく開いたイブニング・ガウンを身にまとい、タキシードを着た少し不満そうな表情の父親が、腕を以前のように彼女のウエストに手を回す中、顔を横に向けている。

この写真は不適切な関係を証明するものではないが、ある種の関係を暗示している。つまり、イヴァンカは幼い頃から所有物、または小道具として自分のことを考えるよう、訓練されていたということだ。

成長する中でイヴァンカは、父親が女性を、彼女の母親のような美しく優れた女性までをも、新しい人と簡単に交換するできる使い捨て可能なモノとして扱う様子を見てきた。だから、彼女はまずモデルになった。トランプ氏の世界観では、これが価値の高い人物になる1つの手段だったからだ。

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最終更新:2016/11/19(土) 12:23
BuzzFeed Japan