ここから本文です

イプシロンロケット2号機打ち上げ準備状況説明会(全文5完)今スタート地点

2016/11/24(木) 20:31配信 有料

THE PAGE

イプシロンがどのくらい世界にないことを目指しているのかを知りたい

記者2:フリーライターのハヤシと申します。「未来を拓くロケット開発」のところで、運用、設備、機体の3点セットでありますとか、あと乗り心地と軌道投入精度とか機動性とか書かれているんですけれども、このクラスのロケットで、こういったことを目指していたり実現しようとしているロケットっていうのは世界でほかにあるんでしょうか。イプシロンがどのくらい世界でないことを目指しているのかということを知りたいので、その辺りのご説明、お願いしたいんですが。

森田:まず乗り心地とか軌道投入精度っていうことに関しては、全ての世界のロケットが全部そろってるというわけではないと思いますけれども、それぞれそういうコンセプトでつくってるんですね。ですから、振動には強いとか、衝撃には強いとか、それから音響には強いとか、それぞれ強みはあると思うんですけれども、基本的には非常に、どんぐりの背比べに近い部分だと思うんですね。

 ですから、小型のロケットっていうのは大型のロケットに比べて開発コストも少ないし、開発期間も少ないし、あまりそういうことに、これまで手が回ってこなかったんですけれども、そういうことにまで思いが至るようになったと。そこのところだと思うんですね。ですから、世界のロケットを抜いてるというよりも、その部分では世界のロケットと肩が並んでいると。ただし、今言ったように、開発期間も開発コストもたくさんある大きなロケットと同じことを3年間で開発した、200億で開発したイプシロンでそういうことをやってるって、そこは大きいと思いますね。ですから、限られたリソースの中で世界と肩を並べてるっていうところがすごい。その乗り心地に関しては。

 それから機動性については、これ、ロケットっていうのは、なかなか情報が公開されていない部分があるんで、世界のロケットがどうかっていうのは、なかなか直ちには分からないんですけれども、例えばヨーロッパにVegaというロケットがあって、これ、私から見るとM-Vに近いようなロケットなんですけれども、そのユーザーズマニュアルみたいなものをひもとくと、これは本当にそうかどうか分からないんですけれども、管制室の配置図なんかが載ってたりするんですね。それを見る限り、全然、旧式の打ち上げ方なんで、類推なんですけれども、未来を開くロケット技術っていう観点、新しい技術の挑戦という部分で、われわれがやっているようなモバイル管制っていうのは、おそらく最小単位に近いと思うんで、世界各国のロケットが目指していることには違いないけれども、現状、できてるかどうかっていうと、なかなかそうにはなっていないのかなっていうふうには思います。

記者2:もし可能ならなんですけれども、先ほど500キログラム前後の衛星搭載を目指すとおっしゃっていたんですけれども、そのぐらいのロケットの打ち上げ費用というのは、今、世界的にどのぐらいになっているのでしょうか。

※一部判別できない箇所がございますことをご了承ください。本文:7,284文字 この記事の続きをお読みいただくには、THE PAGE プラスの購入が必要です。

  • 通常価格:
    648円/月(初月無料)
  • 会員価格会員価格:
    540円/月(初月無料)

サービスの概要を必ずお読みいただき、同意の上、ご購入ください。

Yahoo!プレミアム会員登録はこちら(月額498円)

最終更新:2016/11/24(木) 20:40
THE PAGE

Yahoo!ニュースからのお知らせ