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気象庁の研究者がTwitterで雪の結晶の写真を募り大反響 集めたのはある研究のためだった

2016/11/24(木) 16:29配信

BuzzFeed Japan

東京都内で初雪を観測した11月24日、Twitterで雪の結晶の写真を募るツイートが拡散した。雪の結晶には、こんなにも種類があることに、多くの人が驚いたはず。スマホで撮影できることから、関東地方にいる多くのユーザーから「#関東雪結晶」のハッシュタグとともに、写真が次々と投稿された。【BuzzFeed Japan / 瀬谷 健介】

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雪の結晶を募ったのは、雲の研究者で、気象庁気象研究所の研究官でもある荒木健太郎さん。BuzzFeed Newsは話を聞いた。

荒木さんは想像以上の反響に「数えきれない量の雪結晶の情報が来ています。数が多すぎて現時点で集計できていません」と喜びを噛みしめる。

雪の結晶を集めたのは、研究のためだった。

荒木さんは、2014年2月に降った記録的な大雪をきっかけに、関東甲信地方における雪の研究を始めた。

そんな中、雪の結晶が、雪を降らせる雲の構造や低気圧の特性を理解する上で、とても重要だと分かってきた。しかし、関東甲信地方は、積雪を観測できる地点が少なく、雪の結晶のデータがほとんどないため、研究が進んでいなかった。

そこで、雪が降ったこの日、Twitterで結晶の写真がほしい、と呼びかけることにした。

「雪は天から送られた手紙と言われますが,もはや雪結晶ビッグデータです」

今回、集まった結晶から、まずは雪を降らせた雲の実態把握に努めるという。

将来的には、雲が雪を降らせる現象について実態を解明し、天気予報の精度向上にも繋げていく。

荒木さんはこう意気込む。

「そうすれば、国民のみなさんのもとに届く大雪警報・注意報などの防災情報も、より高精度なものになると思います」

写真の募集は、雪が降り終わるまで。

結晶の写真は、雪が降り終わるまでで、荒木さんはTwitterで終了をアナウンスするという。

集まった結晶の写真による解析結果は,12月10日に東京都の気象庁講堂であるシンポジウム「関東の大雪に備える」で公開する予定だ。

荒木さんは、こう感謝する。

「非常に多くの雪結晶の情報をいただきありがとうございました。今後も関東甲信で降雪が見込まれる際には、またお世話になると思いますが、どうぞよろしくお願いいたします」

荒木さんは、路面の凍結への注意を呼びかけている。

雪が積もった翌日の朝は、路面凍結が起こる可能性が非常に高い。そのため、転倒や車でのスリップに気をつける必要がある。

事故を未然に防ぐため、気象情報や気象レーダーなどのリアルタイムの防災情報に目を通すことが大切だ。

「雪を楽しみながら、雪による災害への備えをしていただけると非常に嬉しく思います」

最終更新:2016/11/24(木) 17:07
BuzzFeed Japan