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「五代さま」テーマの大阪検定 受験者数は初の増加

2016/11/28(月) 12:19配信

THE PAGE

「五代さま」テーマの大阪検定 受験者数は初の増加で実施 THEPAGE大阪

大阪に関する博覧強記ぶりを競う「なにわなんでも大阪検定」(主催・大阪商工会議所)が27日、大阪市中央区のOMMビルなどを会場に実施された。テレビドラマで人気を呼んだ五代友厚をテーマに選んだ他、ゆるいタッチの大阪検定ポスター展や学割サービス導入などで工夫を凝らしたため、受験者数が初めて前回を上回った。

【拡大写真付き】大阪検定おもろい出題ポスター話題に JRなど95の各駅ごとに問題作成

軽妙ポスターや学割サービスが奏功

 受験申込総数は3362人で、昨年の2491人から35%増。内訳は気軽にトライしやすい初級(3・4級)が2317人、難易度の高い上級(1・準1・2級)が1045人。第1回の6410人以降、6年連続で減少していたが、8回目で初めて前回実績を上回った。午前11時から初級、午後2時半から上級の試験が実施され、OMMビルの試験会場では、それぞれ約180人が受験。尾崎裕大阪商工会議所会頭も初級に挑戦した。

 今年のテーマは「大阪の恩人・五代友厚」。五代は大商の初代会頭で、NHK朝の連続ドラマ「あさが来た」でも人気を呼んだ。話題の人物だけに、受験者の関心も高かったようだ。

 若年層の受験促進の一環として、受験料の学生割引制度を導入。大商関係者が学校を訪問して勧誘した結果、小学生から大学院生まで60人が受験した。

 事前PRのため、各駅にちなんだ問題を盛り込んだポスターを、主要駅に掲出する大阪検定ポスター展を展開。軽妙なタッチのイラストや出題で、歴史ファン以外の幅広い世代の市民が大阪検定にふれるきっかけになったとみられる。

小3男児「夏休みの自由研究で頑張ってよかった」

試験を終えた尾崎会頭は、やや苦笑いを浮かべながら「難しかった」とつぶやいた。初代会頭五代友厚ゆかりの大同生命の社員も多数受験。30代の男性社員は「五代関連の出題は解けたと思う。大阪勤務のうちに1級合格をめざしたい」と意気込んでいた。同期生という30代女性社員は「五代さんは鹿児島出身で、大阪人ではないのに大阪のために尽力した。五代さんのような人材が増えれば、大阪はもっと元気になりそう」と話した。

 最年少受験者は大阪市の小3男児。問題や解答案の一部に読めない漢字があり、「40点ぐらいかなあ」と自己採点しつつ、大阪検定ポスター展からの出題は、全部できたと胸を張る。「夏休みの自由研究で、大阪検定のポスターを撮影して回り、しっかり勉強したから」とにっこり。夏休みの苦労が花咲いた。大阪では「鶴見緑地のある鶴見区が好き」だそうだ。

 母親は「息子と一緒に勉強したおかげで、私はけっこういい点数が取れたと思います」と、上々の手応え。父親は初級に続き、上級も受けると張り切っていた。

 大商では、今年初めて問題集のカラー化を実現。写真点数も増やしてビジュアル的な訴求力を高めた。担当者は「検定そのものが面白くなければ、継続してチャレンジしてもらえない。検定受験を契機に、大阪への関心を深めてください」と呼びかけていた。

 試験結果は来年1月27日、受験者に通知される他、同日には大阪検定ホームページでも正答を公開予定。詳しくは大阪検定の公式サイトで。
(文責・岡村雅之/関西ライター名鑑)

最終更新:2016/11/28(月) 12:19
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