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晩秋の信州 冠雪の北アルプスを望む「絶景」スポット

2016/11/28(月) 16:50配信

THE PAGE

 紅葉も過ぎた11月下旬から降雪までの晩秋の信州は、澄んだ空気と静けさが人気です。この時季は遠望が利くため、冠雪の北アルプスを間近に見たり、にぎわいが過ぎた観光地でゆっくり信州そばを楽しむことができます。長野市西部の同市鬼無里(きなさ=旧鬼無里村)と小川村の山道をたどる小さな旅をしてみました。

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 小川村で見逃せないのは「アルプス展望広場」。晴れた日は右から乗鞍岳、小蓮華岳、白馬岳、杓子岳、白馬鑓ケ岳と続いて爺ケ岳、針ノ木岳、蓮華岳などまで一望できる見晴らしが「絶景」として知られています。

 以前から地元では注目されていましたが、最近は県外からの見物も多く、駐車場やトイレ、無料の望遠鏡が整備されています。

 アルプスまでの前衛の山々には高層建築物などが見当たらないため、「里の自然の姿の山々がアルプスとともに楽しめる」と評価されています。

 冠雪の輝きだけでなく、夕焼けや落日の瞬間もアマチュアカメラマンの間で「幻想的」とされており、展望広場を訪れる人はさらに増えそうです。

 危険な山岳部を奥深くたどる必要がなく、近くに集落や公共施設もある安心感からアクセスしやすい撮影ポイントとされています。

 アルプス展望広場から鬼無里に下ると、シーズン中は観光客でにぎわった「旅の駅」に車は少なく、「十割そば」の大きな看板が。やや黒くて太い信州の田舎そばがゆっくり楽しめます。近くにはおやきの専門店もあり、県外などから訪れたグループ客がのんびり休んでいました。

 向かいにある「鬼無里ふるさと資料館」には江戸時代末期以降に製作された祭り屋台などが展示され、この地に伝わる鬼女紅葉(きじょもみじ)伝説と併せて楽しめます。

 土地勘のある地元の人たちは、多くの観光客が去った静かな山や水辺に立ち寄り、土地によって味わいが異なるそばなどを楽しんでいます。自然豊かな信州の小さなぜいたくです。

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■高越良一(たかごし・りょういち) 信濃毎日新聞記者、長野市民新聞編集者からライター。この間2年地元TVでニュース解説

最終更新:2016/11/28(月) 16:54
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