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「やっぱりやってしまった」少年暴行疑いの寺、元職員が語る内部事情

2016/11/30(水) 18:39配信

BuzzFeed Japan

東京都檜原村にある「天光寺」で、住職が体験修行生に暴力を振るう問題があった。

住職は棒で叩いたことを認めた上で「教育の一環」と主張した。修行の実態とは。BuzzFeed Newsに元職員が証言した。【BuzzFeed Japan / 播磨谷拓巳】

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まず、経緯を振り返る。

天光寺に体験修行として来ていた中学3年の男子生徒が11月11日、立川児童相談所に保護された。少年は住職から暴行を受けたと訴えた。

20日、高尾聖賢住職(65)は弁護士とともに記者会見を行った。

住職は棒で叩いたことを認めたうえで、「親御さんから、まっとうな人間になるため、厳しくしてくれと言われた」「教育の範囲内で叩いた」と釈明。

また、「火災の恐れのある布団置き場で喫煙していたので叩いた。口頭注意では効果がなかった。教育の一環であり、暴行ではない」と説明した。

BuzzFeed Newsは、体験修行の実態を探るべく、過去に参加した複数の人物に接触。24日付で記事を掲載した。

掲載後、以前、天光寺に勤務していた人物から情報提供があった。働いていたからこそ知り得る、内部の様子が語られた。

脱走、確保されたら暴行

元職員は(以下、Aさん)、2014年11月から2015年4月まで天光寺に勤めていた。職員しか持ち得ない書類などで確認を取った。

以下は、Aさんの証言だ。天光寺側のコメントを得ようと連絡を取っているが、11月30日時点、音信不通が続いている。

まず、Aさんは一連の報道をみてこう話す。

「『やっぱりやってしまった』と思いました。驚いたのが、スタッフではなく、体験修行生に暴行を振るったというところです」

Aさんが勤務している期間、住職から職員への暴行が頻繁に見られたという。当時、体験修行生への暴行はなかったのか?

「2015年2月、親に連れてこられた中学3年生が道場から脱走しました。職員が探し出し、連れて帰ったら、高尾住職から『なんで迷惑をかけるんだ、なんで言うことを聞かないのか』と事務所で正座させられ、殴られていました」

ほかの職員は、その様子を見ていた。止める人はいなかったのか?

「あの住職の性格ですから、止めるなんてちょっと……。体験修行生で反抗する子は脱走します。それで捕まったら殴られる」

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最終更新:2016/11/30(水) 18:53
BuzzFeed Japan