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「中国を侮辱しても気にしない」トランプ氏の型破りな外交と発言で高まる緊張

2016/12/6(火) 11:46配信

BuzzFeed Japan

37年ぶりに台湾総統と電話会談したドナルド・トランプ米次期大統領。中国政府は反発しているが、トランプ陣営が気にする様子はない。【BuzzFeed Japan / 鈴木貫太郎】

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トランプ次期米大統領は12月2日、台湾の蔡英文総統と電話会談した。

米国が中国と国交を樹立したのは1979年。それ以降、米国の大統領や次期大統領が台湾首脳が直接会話したことはないとされている。

トランプ次期大統領は12月3日、「当選を祝うために、台湾総統が電話してきた」とツイートした。

トランプ次期大統領は、蔡総統を「台湾総統(the president of Taiwan」と呼んだ。
朝日新聞によると、米大統領や次期大統領が直接「台湾総統」の呼称を使うのは異例という。

トランプ次期政権移行チームは、「各国首脳との電話会談」として、アフガニスタンなどの大統領と一緒に発表し、蔡総統を国家指導者と同格に位置づけた。

「一つの中国」政策を取ってきた米国の次期大統領が、台湾の総統を他の国家指導者と同格にみなしたことで、米国の対中政策に変化が出るのではと波紋が広がった。

さらに、中国の反発を懸念するニュースが流れると、「米国は何十億ドルも軍事兵器を売っているのに、祝いの電話を受けてはならないなんて、面白い」と反論した。

これに対して、中国は、トランプ次期大統領に不満を示すと同時に、良好な米中関係を維持したい意向を示した。

中国外務省の耿爽報道官は、「われわれは、米国の関係各方面に厳正な申し入れをした」と述べ、抗議したことを明らかにした。

耿報道官は、「世界に中国は1つだけで、台湾は中国の不可分の領土であり、中華人民共和国が中国を代表するただ1つの合法的な政府だということは、国際社会が認める事実だ」と指摘。

そのうえで、「われわれは、米国の関係各方面に対し、米中関係の大局が不要な妨害を受けることがないよう、『1つの中国』の政策の実行を忠実に守り、慎重に、適切に台湾に関係する問題を処理するようせつに促す」と強調した。

だが、中国の反発以降も、トランプ次期大統領の姿勢に変化はない。対中政策に関して連続ツイートし、「中国の意向は気にしない」との立場を明確に示した。

「米企業の競争力が阻害する人民元切り下げを実施して良いかと、あるいは、中国に輸入される我々の商品に対して重い税金をかけて良いかと、中国は私たちに尋ねたのか?」

「南シナ海で巨大な軍事施設を建設して良いかと、中国は私たちに尋ねたのか?私はそうは思わない!」

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最終更新:2016/12/6(火) 11:46
BuzzFeed Japan