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アマゾンが米でコンビニ出店へ、国内9カ所の巨大倉庫は日本進出の脅威

2016/12/13(火) 9:00配信

THE PAGE

 アマゾンが米国でとうとうコンビニ事業に進出します。同社はネット通販ビジネスの拡大に合わせて、全世界に強固な物流網を構築してきましたが、リアル店舗の展開においても、この物流網をフル活用することになります。

アマゾンのコンビニ事業ってどんなもの?

 コンビニ事業は「Amazon Go」と呼ばれており、本社がある米シアトル中心部に第1号店を出店します。現在、試験運用を行っており、来年早々には一般向けにオープンする予定です。店舗の広さは約160平方メートルほどですから、日本のコンビニより少し広いくらいの店舗をイメージすればよいでしょう(セブンイレブンの平均店舗面積は約130平方メートル)。

 ただ、米国におけるコンビニの位置付けは日本とは少し異なっており、Amazon Goは飲料や総菜を中心とした品揃えになりそうです。したがって日本型のコンビニというよりも、いわゆるグロッサリー・ストア(食料雑貨店)に近い業態と考えた方がよいかもしれません。

アマゾン・コンビニの最大の特徴とは

 アマゾン・コンビニの最大の特徴は、会計がすべて自動化されている点です。あらかじめアプリをスマホにダウンロードしておくと、店内で手に取った商品は自動的に「買い物カゴ」に入ります。レジはなくそのまま店を出ればアマゾンのアカウントで課金されるという仕組みです。

 顧客が商品を手にとったのかどうかは、店内や商品に設置した無数のセンサーとAI(人工知能)を使って認識します。一旦手に取っても棚に商品を戻せば、自動的に買い物カゴから削除されるため、顧客はただ商品を手にとって店の外に出るだけで買い物が終了するわけです。

 アマゾン側は誰がどの店舗に来て何を買ったのか、ネットでは何を買っている人なのかをすべて把握していますから、店舗ごとに商品の品揃えを最適化することができるようになるでしょう。この取り組みがうまくいけば、従来の小売店の常識では考えられないレベルの収益を生み出せる可能性が出てきます。

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最終更新:2016/12/13(火) 9:00
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