ここから本文です

【インタビュー】恋愛映画の名手・三木孝浩監督が語るこだわり――映画『ぼく明日』で魅せる音楽と間の美学!

トレンドニュース(GYAO) 2016/12/12(月) 13:31配信

 長編初監督作品『ソラニン』をはじめ、『僕等がいた』、『陽だまりの彼女』、『アオハライド』、『青春エール』など数々のヒット作を世に送り出してきた三木孝浩監督。そんな彼の最新作、映画『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』が12月17日に公開を迎える。福士蒼汰と小松菜奈という注目の俳優を起用し、“時の奇跡“を描いたファンタジックラブストーリー。「時間を扱ったファンタジーはすごく興味があったジャンル。モチベーションが上がった」と語った三木監督に作品の魅力や、自身の映画作りに対する考え方などを聞いた。

福士蒼汰、小松菜奈 出演の青春ラブロマンス>>

■時間を扱うファンタジー映画が大好き

――ファンタジー色の強い原作ですが、どんなところに魅力を感じたのでしょうか?

三木:もともとファンタジー映画がすごく好きで、中でも時間を扱ったものが特に好きなんです。映画を好きになるきっかけとなった、大林宣彦監督の『時をかける少女』もそうですし、『恋はデジャ・ブ』だったり、最近だと『アバウト・タイム ~愛おしい時間について~』みたいな映画が大好きで、いつかやってみたいと思っていました。そんなときこのお話をいただき、原作を読んだ瞬間、「ついにきた!」と胸が高鳴りました。

――魅力的な一方、設定が複雑で映像化する際、難しい部分もあったのではないでしょうか?

三木:ファンタジーってどうしても非日常であり、普通に考えると説明がつかないし矛盾するんですよね。でもどんな映画でも、設定を飲み込んでしまえば、ドキドキできると思うんです。こちら側は、観ている人をどうやってその世界観に乗せるかが勝負なんです。一番気を付けたのはミステリアスなトーンになっていく段階をスムーズにみせることですね。プロデューサーのアイデアで面白いなって思ったのは、映画のミッドポイントでタイトルを出す案だったんです。その境界線で現実とファンタジーをしっかり飲み込んでもらえるようにと、他にもいろいろと考えました。

■福士蒼汰、小松菜奈ともにこれまでと違った面をみせたかった

――ファンタジックな世界観に現実味を持たせる意味では、福士さんと小松さんの役割は重要になってくると思いますが、お二人に対してはどんな演出を心掛けたのでしょうか?

三木:小松菜奈ちゃんはクールビューティーでミステリアスなパブリックイメージだと思うのですが、実際は人懐こくてキュートな女優さんなんです。今まで、男子萌(も)えするような女の子を演じたことがないと思ったので、そういう部分が出るように意識して演出しました。福士君に関しては、誰もがうらやむイケメン。欠点を探すのが難しいような方なのですが、こちらも菜奈ちゃんと同じで、今まで見たことがないような“福士蒼汰“をこの作品では出したかったんです。最初はとてもさえない感じで、それが徐々にグラデーションで格好良くなっていくような......。

1/3ページ

最終更新:2016/12/12(月) 13:42

トレンドニュース(GYAO)