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崖っぷち松坂大輔の黒田化計画は実を結ぶのか?

2016/12/16(金) 11:00配信

THE PAGE

 池田さんが指摘するように今季は日ハムに11.5差を逆転されたが、先発陣容は豊富だ。

 15勝5敗の和田毅、14勝8敗の武田翔太、12勝3敗とブレイクした千賀滉大、2桁には届かなかったが7勝3敗の中田賢一の4本柱が確立されていて、松坂が争うことになる第5、第6の先発候補には、連勝記録を作ったバンデンハーク、9勝6敗の東浜巨、攝津正らに加え、5球団競合の末、引き当てたスーパールーキーの田中正義、高卒2年目ながらモノが違うと評判の高橋純平らが控えている。

「ルーキーの田中は未知数だが、順調に調整が進めば首脳陣としては優先的に使うだろう。昨年のドラフト1位の高橋純平だけでなく、その前の1位の松本裕樹の評判もいい。さらに松坂と同じく復活を目指す大隣憲司もいる。タイプ的には、松坂を中継ぎでフル回転させるのは難しいだろうし、このメンバーの中から先発切符をもぎとるためには、誰もが納得する結果を出さねばならないと思う。
 昨秋は、優勝争いが終わった後でモチベーションを持たせ、現在位置を確認するため、次につなげる意味で1軍昇格のチャンスを与えられたが、来年はたとえ実績のある松坂といえどもキャンプ、オープン戦で結果を残していかねばならなくなる」と、前述の池田さん。

 昨年は右肩の手術もあって1軍登板はゼロ。今季も懸命なリハビリを続けて5月にファームで復帰登板したが、その後、また指のしびれ、腰痛などを起こして3か月間ほどマウンドに立てなかった。10月2日の楽天戦で、8回から西武時代の2006年10月7日、ソフトバンクとのプレーオフで登板して以来、3648日ぶりの1軍マウンドに立ったが、ストライクが入らず、4者連続の四死球、3者連続のタイムリーなどで、打者一巡を許す散々の内容で1イニングに5失点した。復調への手がかりは何ひとつ見えず、引退危機という厳しい現実を突きつけられていた。

 工藤監督は「プロ野球は結果がすべて」という原則をたとえ松坂に対しても崩さない。
 黒田化計画に、再起の手がかりをつかもうとする松坂には、チーム内競争という、もうひとつの壁が立ちはだかる。複数年契約の最終年に松坂は、どんな結果を見せることができるのか。本当の戦いは、来年2月1日の宮崎キャンプからスタートすることになる。
   

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最終更新:2016/12/16(金) 11:00
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