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“徳川家康”ニューヨークから帰る 現地から持ち帰った「5つの宝」とは

2016/12/21(水) 13:18配信

THE PAGE

 名古屋のシティープロモーションのため、今秋ニューヨークを訪れた「名古屋おもてなし武将隊」の徳川家康が、愛知淑徳大学で遠征の報告会を行なった。グローバル・コミュニケーション学部の学生を対象とした講義は、おなじみの“武士語”に、家康が得意とする英語も取り混ぜながら、現地での経験や学びを学生たちに伝えた。

地域の魅力を世界に発信する人材育成のための支援事業

 名古屋おもてなし武将隊は、2009年に武将の聖地・名古屋をPRするために結成された集団。海外での観光PRもたびたび行なっており、メンバーの中で特に英語が堪能な家康は、これまでに10か国を訪問している。

 ニューヨーク遠征は10月24日からの一週間。タイムズスクエアやコロンビア大学、現地企業などを訪ねて、武士道の発信や観光地としての名古屋の魅力発信を行った。今回の遠征は、「ふるさとグローバルプロデューサー育成支援事業」の一環として実施されたもの。地域の魅力を世界発信する人材育成を目的とした、中小企業庁の地域活性化事業で、名古屋おもてなし武将隊は、同事業の受け入れ機関として参加している。

日本語と英語を使って、受講者にあわせた講義内容に

 12月12日の講義を受講したのは、愛知淑徳大学グローバル・コミュニケーション学部の学生が中心。グローバルな視点や英語力を備えた人材の育成を目指していることから、家康の講義も英語を取り混ぜた内容となった。

 「ニューヨークより持ち帰りし宝」と題して、現地で発見した5つの宝(違いへの感謝心、学ぶ姿勢、今を楽しむ術、歴史とHistoryの違い、武士とは誰か)を発表。さまざまな人種が暮らすニューヨークでは、違いがあることをむしろ感謝するという発想があること、歴史的な建造物に現代的な要素がうまく取り入れられている新旧の理想的な融合などが、時に笑いを誘うユーモアも交えて語られた。

 なかでも、コロンビア大学の剣道・長刀クラブの学生の前で行なったスピーチを、講義の前半ではそのまま再現。講義終盤では、「Actual lecture given at Shukutoku University」と題して、和訳した内容を披露した。徳川家康の生涯を振り返りながら、必要な時期に辛抱をすることで、周囲から認められる真の自由を手にすることができると語った。

 受講した学生の一人は、「サムライ文化が外国人に注目され、逆輸入されたというエピソードや、歴史とHistoryの違いの話などが興味深かった。家康からこんな話を聞けるとは思わなかった」と、講義に満足した様子だった。

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最終更新:2016/12/21(水) 13:18
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