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イチロー杯、大会長挨拶全文 「自分の中でちょっとだけ頑張ってきた」

Full-Count 2016/12/23(金) 18:24配信

毎年恒例の挨拶で野球少年に“金言”、「続けていくと、思ってもいなかった自分になる」

 マーリンズのイチロー外野手が23日、愛知県西春日井郡豊山町の社会教育センターで「第21回イチロー杯争奪学童軟式野球」の閉会式に出席した。今季はメジャー史上30人目の通算3000安打を達成。故郷で大会長として毎年恒例の挨拶を行い、偉業を報告した。

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 毎年、名言が飛び出す挨拶では、自分の限界よりもさらに少し頑張ることの大切さを説いたイチロー。挨拶に立つ前には、主催者が、今季メジャー通算3300安打を達成したと説明してしまい、イチロー自ら3030安打であると“ツッコミ”を入れるシーンもあった。

 また、同大会は中日・田島、DeNA・関根らプロ野球選手も“輩出”しており、この日の閉会式には関根が来賓として出席。イチローが挨拶の途中に突然、「人前で話すことがいかに難しいかということを実感してもらうことも踏まえて」と関根にマイクを渡す場面も。ただ、高卒3年目の関根の立派な“スピーチ”に、43歳のメジャー最年長野手は「なんで3年目の選手が僕よりあいさつがうまいのか」と感心しきりだった。

 イチローの今年のスピーチ全文は以下の通り。

イチローが野球少年に語ったこととは…「3000本なんて全く想像できなかった」

「みなさん、こんにちは!(声が)小さい…。こんにちは!

 マイアミ・マーリンズのイチローです。ここにいる3チームのみんな、本当におめでとう。199チームの中から、3チームに残ったこと、勝ち上がったこと、本当に凄いと思います。僕は5チームの中で今年も3位でした。

 今年の僕がみんなにかけてあげられる言葉を少し探してみました。今年メジャーリーグで3000というヒットを達成することができました。こういうことがあると、たくさんの人から褒めてもらえます。そして、イチローは人の2倍も3倍も頑張っていると言う人が結構います。でも、そんなことは全くありません。

 人の2倍とか3倍頑張ることってできないよね。みんなも頑張っているからわかると思うんだけど。頑張るとしたら自分の限界…自分の限界って自分で分かるよね。その時に自分の中でもう少しだけ頑張ってみる。ということを重ねていってほしいなというふうに思います。

 みんなが今、ボクを目の前にして…日本のプロ野球で何年かやってアメリカに行って16年終わったんだけども、そういう目に見える結果を残したからそんなふうに言えるんじゃないかって思っているかもしれないけど、それは全く違っていて、僕もみんなと同じように野球少年だったし、ここに今日来てくれた関根選手もみんなと同じ。しかも彼は毎年、1回戦負けの選手でした。ね? みんなの方が成績がいいんだよ。現段階では。

 彼もきっと人との比較ではなくて、自分の中でちょっとだけ頑張った。そのことを続けていくと、将来、思ってもいなかった自分になっている。と僕は思うし、実際、僕だってメジャーリーガーになれると思っていなかったし、アメリカで3000本打てるなんてことは全く想像が当時できなかったんだけど、今言ったように、自分の中でちょっとだけ頑張ってきた。それを重ねてきたことで、今現在(の自分)になれたと実感しているので、今日はこの言葉をみんなに伝えたいと思います。

 そして、横浜DeNAベイスターズの関根選手。彼はこの場に来ることはできなかった選手だけれども、みんなのように野球少年であった彼に、どうしたら、18(歳)の時から1軍で試合に出る、このことはなかなかできることではなくて、凄い選手なんです。その彼に人前で話すことがいかに難しいかということを実感してもらうことも踏まえて、挨拶していただきたいと思います。関根選手、よろしくお願いします」

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最終更新:2016/12/23(金) 20:39

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