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自動運転車の開発スピードが急加速、日本は米国に追いついていけるのか

2016/12/30(金) 9:00配信

THE PAGE

 米国で自動運転車の開発スピードが急加速しています。早ければ来年あたりにはその輪郭がはっきりしそうな勢いです。

米国勢を中心に完全自動運転車の開発を前倒し

 完全自動運転車については、当初は2025年頃に実用化されるといわれてきましたが、米国勢を中心に開発を前倒しする動きが顕著となっています。米フォード・モーターは8月16日、ハンドルやアクセルのない完全自動運転車の量産を2021年までに開始すると発表し、関係者を驚かせました。7月には、独BMWも米インテルなどのIT企業と組み2021年までに完全自動運転技術の導入を目指すと発表しています。米ゼネラル・モーターズも負けてはいません。これまでカリフォルニア州が中心だった自動運転車の公道実験を、本社のあるミシガン州にも拡大し走行試験を本格化させます。

 自動車メーカー各社が開発を前倒ししているのは、グーグルなどIT企業に対抗するためです。自動運転の分野ではグーグルが先行しており、同社は2020年頃の実用化を目指していると噂されてきました。同社は正式なサービス開始時期について言及していませんが、一部では2017年にも自動運転タクシーのサービスに乗り出すという驚くべき報道も出ています。このままではIT企業に先を越されてしまうため、自動車メーカー各社が本腰を入れているというわけです。

 自動運転は技術レベルに応じて4つのカテゴリーに分かれます(最新のカテゴリーは6段階になりましたが、日本政府は4段階のカテゴリーを用いていますので、ここでは4段階で説明)。レベル1は、加速・制動、操舵のいずれかの操作をシステムが行うというもので、レベル2になると複数の操作がシステムで制御されることになります。レベル3では、原則としてすべての操作をシステムが行い、必要に応じてドライバーが対応するだけになり、レベル4ではドライバーは一切関与しません。

 日本政府は自動運転についてレベル3からレベル4という段階的な実用化を計画しています。「官民ITS構想・ロードマップ」では、2020年までに高速道路における自動走行と、限定地域での無人自動走行サービスを実現し、2025年頃に自動運転車をスタートさせるとしています。

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最終更新:2016/12/30(金) 9:00
THE PAGE

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