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経営再建中の東芝が損失計上の可能性(全文2)経営責任「今は処理に集中」

2016/12/28(水) 17:22配信 有料

THE PAGE

2兆円規模感の中での評価 この1年で詰まって差が生じた

三菱UFJモルガン・スタンレー証券:ご説明どうもありがとうございました。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の宮本と申します。3点ございまして1点目、16年3月期末のウェスチングハウスグループの純資産として、以前の開示資料で3.5ビリオン、35億USドルの金額がございましたが、これに関して、WEC単体で債務超過になる可能性もあるというふうに考えたほうがいいのか、そこまでの話ではないのか、その点のコメントをいただければというのが1点目になります。

 質問を続けてもよろしいでしょうか。じゃあ2点目。今回の案件というか、CB&Iとの買収ですが、事態の収拾を急いだあまりにデューデリジェンスが甘かったロデリックさんほか、原発事業部のデューデリが甘かった可能性について、どのように考えてらっしゃるか。で、そこをマネジメントとしてきっちり内部統制上、見てこれなかったという問題があるんではないのかという点についてのコメントをお願いします。

 あと、最後、3番目になるんですけれども、9月末の原子力事業の総資産として、3953億円という数字をいただいていますが、この中に今回の買収の数字っていうのは入っているのか、いないのか。これについてコメントをいただければと思います。以上になります。

平田:1番目のご質問にお応えします。16年3月末、ウェスチングハウスグループ、3.5ビリオンの純資産ということで、畠澤のほうが今、ご説明をさせていただきましたように、影響額については現地に志賀ならびにロデリックが飛んで、東芝、親会社としても現在、精査中でございますので、この金額がどういうふうなインパクトを与えるかというのは、申し訳ありませんが本日時点ではお答えできません。

 それから、3番目の原子力事業部の3953億円の中に買収している会社が包括されているかどうかということでございますけれども、これは基本的にはストーン・アンド・ウェブスター社の当時のバランスシートが、取りあえず仮にそのまま入れてございます。ですからまだ、のれんについては計上をしていないというふうな状況になってございます。じゃあ、デューデリジェンスのほうを。

畠澤:2点目の、買収時のデューデリジェンスの内容についてのご質問ですが、当事のデューデリジェンス、先ほどの経緯の中でご説明しましたように、コンソーシアムの相手方であるCB&Iと刑訴懸念状態であったという制約条件があったっていうことを少しご配慮いただく、前提においての話をさせていただきますが、DDにおいていただいた、提示された資料あるいは中に入ってのデータについては、チームをつくって確認いたしました。また、その確認した内容についても第三者のコンサル等のレビューも受けて、その時点では十分な評価をしたというふうに認識しております。今の時点ではこれ以上、申し上げられませんが、精査した結果、その額の内容についてしっかり評価した上で、もう一度分析する必要もあろうかと思います。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券:そうしましたら、なぜこのような大きな解離、資産の価値についての解離が、このたかだか1年間、(※判別できず)のプロジェクトをやる中での1年間で発生したのか。お客さまとフィックスプライスで単価を決めてしまったことが、コスト増加を全部、WECサイドで負担することになったという理解でよろしいんでしょうか。

畠澤:今のご質問に対しては、先ほど申し上げましたように、今、精査をしてその数字の差の評価も含めてやっているというところでございますが、実際にその差が生じた大きな理由は3点ほどございます。コスト(※判別できず)、現時の工事に大きく効く要素といたしまして物量、それから現場に入っている作業員、人間の効率、そしてあと、直間の比率と言っておりますが、実際に働いて現場で作業する人間と、間接で現場監督する人の人数といったようなところの数字の部分について若干、当初、考えていたものとあらためて見てみると大きな差がある。その掛け算でこの数字になっております。

 一方、金額として非常に大きい数字であることは間違いございませんが、このプロジェクト全体の総コスト、総値段という意味で言いますと、2兆円規模のプロジェクトになります。決してその中で今、申し上げた数千億が小さいということではないんですが、その規模感の中で、先ほど申し上げたボリュームや効率といったものの評価がこの1年の中で詰まって、この差が生じたというものであります。

 この差の理由については先ほど申し上げたとおり、まさにこれから精査して、評価していくということになろうかと思います。

司会:よろしいですか。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券:ありがとうございます。

司会:それでは、前列、先ほど。その真ん中の男性の方。こちらの方。一番前の列の。本文:9,228文字 この記事の続きをお読みいただくには、THE PAGE プラスの購入が必要です。

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最終更新:2016/12/28(水) 21:21
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