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倉持由香が振り返る2016のグラドル業界「ITバブル」「過激DVDの規制」

2016/12/30(金) 18:00配信

BuzzFeed Japan

水着になり、雑誌やDVDでかわいらしさやセクシーさを振りまくグラビアアイドル。そんな彼女たちに2016年、さまざまな変化があったという。Twitterで20万フォロワーを持ち、「グラドル自画撮り部」の活動などグラドル全体の底上げにも力を入れるグラドル・倉持由香に、2016年のグラドル業界を振り返ってもらった。
【BuzzFeed Japan / 徳重辰典】

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――グラビアアイドルの仕事と聞いて、まず思い浮かぶのが雑誌の表紙です。2016年はどうだったでしょう。

倉持由香(以下・倉持):昨年まで多かったAKB48などアイドルグループのメンバーの比率が徐々に下がってきました。菜乃花ちゃん、天木じゅんちゃんとグラドルが表紙に起用されて嬉しい一方、モデル出身の方のグラビアが増えました。

武田玲奈さん、久松郁実さん、石川恋さん、馬場ふみかさん…。モデル出身の方には正直これは勝てないって思います。48系アイドルのときには「でも私たちの方が体張れるし、脱げる」って思っていたんですけど、モデル系の方って脱ぐことにそこまで抵抗がない。馬場さんの写真集は手ブラだし、内田理央さんの写真集はお尻を見せている。しかも、モデルさんは脱いでもかっこいいとなるんです。

私は自分の見た目に自信があるわけではないので、モデル出身の方には勝てないと思ってます。ただ、橘花凜ちゃん、天木じゅんちゃんとグラドルも写真集が出せているのは、いい傾向です。グラビアにもう一度目をむけるというか、紙媒体に注目が戻っている。

48系や乃木坂46ファンの若い世代が、アイドルの写真集を買ったり、雑誌を買ったりすることに、抵抗がなくなったのかもしれません。

グラドル界に訪れた”ITバブル”

――今年はAbemaTVができたことでグラドルの仕事もグッと増えた印象です。

倉持:グラドルの映像の仕事が全体的に増えましたね。Abemaの「妄想マンデー」「おねだりプリンセス」や麻雀番組のアシスタントだったり。グラドルを使うと数字が伸びるからだと思います。Abemaさんはすごくコメントの伸びなど数字を気にしているし、グラドルを使うと「おっぱい」とか男性のコメントがつきやすい。

グラドルにとってもAbemaっていいんです。まず体制がきちんとしている。ほかのネット生放送と違って、カンペ、台本、ディレクターさん、プロデューサーさんがフロアにいて、作りはテレビ番組なんです。

テレビ番組の仕組みに慣れていないと、いざグラドルが地上波に呼ばれた時に爪痕をなかなか残せない。Abemaでたくさん練習を積んで、地上波の深夜番組で結果を残して、いずれゴールデンタイムの番組に…というルートが作れたらいいと思ってます。

――Abema以外でも、アプリゲームのイベント、CMへのグラドルの起用は増えています。

倉持:「三国天武」CMでも神谷えりなちゃん、菜乃花ちゃん。「モンスターストライク」のCMでは、都丸紗也華ちゃんが起用されています。CMでぱっとお色気があった方が、若いユーザーの目に留まるのだと思います。グラドル全体としても年収は増えたと感じています。地上波で見ることも増えましたね。

新人グラドルが撮影会や、集金型のミスコン(ファンが使った額によりグランプリを決めるミスコンのこと)しか仕事がない状況は、タレントもファンも疲弊する。そうじゃなく、ファンがお金を払わなくてもタレントがメディアに出られるような状況を作らないといけない。

――グラドルといっても色々な立場の人がいます。簡単に「グラドル」と名乗っていいという状況もあります。

倉持:タレントと一般人との壁がなくなってきていますし、自称グラドルが増えています。私はDVDを出して、パブ(イメージDVDメーカーが用意したグラビア写真)が雑誌に載ったらグラドルと言っていいのかなと考えてます。

ただ水着のDVDを出しただけだと、冬コミで自作DVDを手売りしている人と変わらなくなる。私も自称グラドルの時期が長かったんです。DVDを出せたのは今の事務所に入ってから。前の事務所のころは自主制作で出していました。DVDをケースに入れて、生写真を入れて、梱包して、高校行く前に郵送して…。そんな時「私グラドルなのかな」って考えていました。実際グラドルではなかったと思います。

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最終更新:2016/12/30(金) 18:00
BuzzFeed Japan