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米海兵隊の事故率が急上昇している オスプレイだけの問題ではない、深刻な訓練不足

1/5(木) 17:12配信

BuzzFeed Japan

沖縄で機体を大破させる事故を起こしたオスプレイの空中給油が、1月6日以降に再開される。防衛省が発表した。2016年12月13日夜にあった事故は、空中給油中にプロペラが給油ホースに接触したことが原因だった。発生から1ヶ月しないうちの再開に、沖縄県などの反発は必至だ。【BuzzFeed Japan / 籏智広太】

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事故が起きて改めて注目を浴びたのが、オスプレイの事故率だった。機体の事故率ばかりが取りざたされるが、米海兵隊全体でもここ数年、航空機の事故率が上昇していることはあまり知られていない。

そもそも、オスプレイの事故率はどうなっているのか。

防衛省は2012年の普天間基地配備時に「1.92で、米海兵隊の平均より低い」と説明していたが、その数字はすでに古い。グラフのように上昇し、海兵隊全体平均(2.63)と同等となっている。

しかし防衛省のサイト「オスプレイについて」には依然として、古い数値しか掲載されていない。同省はBuzzFeed Newsの取材に対し、その明確な理由を示していない。

2004~12年のアフガニスタン戦争に限って見れば、他機種より事故率が41倍高かったという米海軍安全センターのデータを、沖縄タイムスなどが報じている。

それゆえに、実戦での機能を疑問視する声も出ている。ただ、これはクラスAだけではなく、クラスDの事故まで含んだ数値だ。

このデータでは、オスプレイは特にクラスC(5万~50万ドルの被害総額、軽傷者)に分類される、地上事故の割合が高かったという。

一方、海兵隊の事故率もイラク戦争を経たここ数年、上昇傾向にある。

2016年度は3.29と、この15年で3番目に高い。

米海軍安全センターが1月4日に発表した過去1年間のクラスA事故率は5.00。イラク戦争中の2004年度と同じ値だ。

2002年から2016年までの平均が2.63だから、その高さが際立つだろう。

特に戦闘機の事故が多い。日本でも16年9月には沖縄県沖にAV8ハリアーが、12月には高知県沖にFA18が墜落するなど、事故が多発している。

発表された米会計17年度(16年10月~)の数字で見れば、全体の事故率は9.84とさらに跳ね上がる。同センターによれば、事故のペースはこの5年間で最悪で、過去「37番目」の値だという。

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最終更新:1/5(木) 18:03
BuzzFeed Japan

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