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北九州の成人式がヤバイ ど派手衣装レンタル店の「本音」 始まりは「金さん・銀さん」、「虹キング」伝説

withnews 1/8(日) 7:00配信

 ど派手衣装の新成人で、各界に衝撃を与える北九州市の成人式。記者の出身は「ヤンキー県」こと千葉の千葉市ですが、十数年前の成人式とはいえ、あそこまで突き抜けた衣装を着た人は、いませんでした。北九州の新成人は一体どこで、あの衣装を手に入れているんでしょうか。気になったので、調べてみました。(朝日新聞西部報道センター記者・宮野拓也)

【画像】ど派手衣装のきっかけとなった「金さん・銀さん」、そして伝説の「虹キング」

あのやんちゃぶりは、日常ではない

 まず一応断っておきたいのは、あのやんちゃぶりは、北九州の日常では決してないということ。記者は転勤で北九州に住み始めてもうすぐ2年になりますが、あんなに派手な格好をしそうな若者に、ふだんの街中で出会ったことは、一度もありません。

 なのに、成人式となると、カラフルな羽織はかま姿の一団が、どこからともなく現れるのです。「祝成人」とか、中学校名の派手な文字が入った大きな旗をたなびかせ、女性陣には肩を出した花魁(おいらん)姿の人も。

 その突き抜け感は、「安土桃山時代の絢爛(けんらん)豪華な伝統を受け継いでいる」とする専門家もいるほどです。

 ここぞとばかりにたばこを吸い、酒を飲む姿も散見されますが、それは何も北九州市に限ったことではありません。

 地元の成人式に普通のスーツ姿で参加した記者は、大騒ぎする彼らに対して、勝手に「式を妨害したい痛い人たち」というイメージを抱いていましたが、昨年の取材で出会った新成人は、お祭り騒ぎで盛り上がってはいるものの、取材を妨害したり、記者に暴力を振ったりすることは一切ありませんでした。

みんな行ってる「みやび」

 彼らに、どうやって衣装を調達したのか聞いてみると、そろって「みやび」という市内のレンタル衣装店の名前が返ってきました。気になったので、実際に行ってみました。

 入り口の赤い扉を恐る恐る押すと、店内には衣装の入った箱が所狭しと並んでいました。対応してくれたのは、店長の池田雅さん(45)。化粧も派手さはなく、全身を黒いシンプルな服装でまとめた、ごくごく普通の女性です。

 正直、ちょっといかつい人がやっているかも……と思っていたのですが、取り越し苦労でした。

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最終更新:1/8(日) 7:00

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