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北九州の「ど派手」新成人 今年一番の「薔薇衣装」組に聞いてみた 「なんでこの衣装?」その意外な素顔…

withnews 1/8(日) 7:00配信

 北九州市の成人式に現れる、スーパー歌舞伎もビックリの豪華な衣装を着た新成人たち。今年いちばん派手になりそうなのは、金を基調にした羽織はかまに黒や金、銀、青といったバラ(!)を縫い付けた男性10人組だそうです。名付けて「バラ」。どんな人たちなんでしょうか? 内心ビビリながら、会いにいってみました。(朝日新聞西部報道センター記者・宮野拓也)

【画像】ど派手衣装のきっかけとなった「金さん・銀さん」、そして伝説の「虹キング」

意外にも好青年っぽい

 ど派手新成人の多くは、市内のレンタル衣装店「みやび」で衣装を借りています。店長の池田雅さん(45)にお願いして、「バラ」を紹介してもらいました。

 取材予定日は、彼らがお店と打ち合わせをする日。店内の一室で待っていると、「こんちわー」といって次々と元気よく青年たちが入ってきました。

 彼らは同じ中学校の出身で、部活やクラスは違うものの、当時からとても仲が良いそうです。この日来ていた8人のうち半分くらいは黒髪ですし、みんな笑顔が爽やかで、正直ヤンキーの香りは全くありません。

 学生時代、派手なグループに属していなかった記者ですが、もし彼らとクラスメートになっても、仲良くなれそうな気がします。

1年間、憧れ続けた先輩のバラ

 彼らが成人式で着る羽織はかまは、金色を基調に赤や黒、白、紫、茶、銀など、それぞれが好きな色を足しています。それだけでも十分に派手ですが、羽織の襟が立ち上がり、そこにバラがびっしりと並ぶ予定だとか。しかも、袖口や襟には、ふっさふさのファーまで付いています。

 「なんでこの衣装を着ようと思ったの?」。衣装を見て思わず、ストレートな疑問が口を突いて出てしまいました。

 「理由かー」。口を開いたのは、薄い紫色のサングラスをかけた安高竜矢さん(20)。グループのリーダー的存在で、県外の車工場に勤めています。

 彼が差し出したのが自分のスマホ。待ち受け画面を見ると、そこには同じようにバラの衣装を着た、新成人の写真がありました。昨年の成人式で、先輩にお酒を差し入れたときに撮った1枚だそうです。

 「1個上の先輩なんですけど、この1年間ずっと待ち受けにしてました。やっぱりカッコイイです。自分たちもこういう風にしたいな、と眺めてました」

 先輩は1人でバラをしていたそうですが、それを見た安高さんは「自分たちはもう一つ派手にしたい」と、10人でそろえることに。肩にはパッドを入れてより厚みを出し、えりも立ちやすく改良してもらいました。

 鳳凰(ほうおう)と唐草の柄は、とび職の平川稜治さん(20)が「嫁の兄ちゃんが3年くらい前に成人式で着た柄がいい」と指定したそうです。

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最終更新:1/8(日) 7:00

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