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火花舞う打ち初め 津幡、日本刀制作の松田さん

北國新聞社 1/7(土) 1:27配信

 石川県内で唯一、日本刀の制作を続ける刀工松田恒治さん(53)は6日、津幡町浅田の鍛刀場(たんとうじょう)で打ち初めを行った。真っ赤に熱した鉄を手槌(てづち)や機械で力強く打ち伸ばし、舞い散る火花をものともせず、納得の一振りを求めて手元に目を凝らした。

 松田さんは、鉄の塊をたたいて伸ばし、半分に折り畳む作業を繰り返す「折り返し鍛錬」に取り組んだ。層を重ねることで、強靱(きょうじん)で美しい鉄に仕上がるという。時折、わらの灰を付け、泥を混ぜた水を掛けて鉄の中の不純物を取り除きながら、鍛冶(かじ)用の炉で1500度近くまで熱した塊をたたき、強度を高めた。

 毎年10振りほどの日本刀を制作しながら、ここ数年は納得のいく作品ができず、展覧会にも出品していないという松田さんは「今年は展覧会に自信を持って出せる一振りを打ちたい」と意気込みを語った。

北國新聞社

最終更新:1/7(土) 1:27

北國新聞社