ここから本文です

インドで「牛のマイナンバー制度」、耳にタグ付け管理へ

1/10(火) 15:50配信

The Telegraph

【記者:Louise Moon】
 英国民には国民保険番号が、また米国民には社会保障番号があるが、インドでは現在、牛や水牛に「動物健康カード」を発行する動きがある。国民向けに整備されている、ヒンズー語で「基盤」を意味する個人認証制度「アドハー(Aadhar)」に類似したものになるという。

 同国には、水牛が4100万頭近く、また在来種あるいは交配種の乳牛が4700万頭がいるとされる。ナレンドラ・モディ(Narendra Modi)首相は、これら8800万頭の牛や水牛に対し、今年中に12桁の個別の認証番号を付与する計画に着手した。

 2022年までに酪農業者の増収を促す取り組みの一環で、全国各地で計10万人の担当者らが、牛の耳に黄色いタグを付ける作業を行っている。

 牛の所有者が保管するこの健康カードで、作業を記録し情報を管理しておくことで、予防接種を計画通りに受け、繁殖サイクルをより効率的に管理し、交配の成功と質の高い乳の増産を目指す科学的処置の実施ができるようにとの狙いがある。

 タグには不正防止策が施され、長く使用できるようデザインされている。重さはわずか8グラムで、ヒンズー教徒らにとって神聖な牛への負担を最小限に抑えられるよう工夫されている。

 これに先立ち西ベンガル(West Bengal)州では2007年から、隣国バングラデシュへの牛の密輸を取り締まるため、国境警備当局が各村で牛の写真を撮り、個別認証カードを発行する活動を行っている。【翻訳編集】AFPBB News

「テレグラフ」とは:
1855年に創刊された「デイリー・テレグラフ」は英国を代表する朝刊紙で、1994年にはそのオンライン版「テレグラフ」を立ち上げました。
「UK Consumer Website of the Year」、「Digital Publisher of the Year」、「National Newspaper of the Year」、「Columnist of the Year」など、多くの受賞歴があります。

最終更新:1/10(火) 17:43
The Telegraph