ここから本文です

トランプ氏がツイートしたら通知、投資家向けアプリの新機能

1/10(火) 17:18配信

The Telegraph

【記者:Sam Dean】
 経済アプリ「トリガー(Trigger)」がこのほど、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米次期大統領がツイッター(Twitter)上で株式公開会社に関する投稿をした際に投資家らに通知する機能を導入した。

 この無料アプリでトランプ氏のツイートに対する通知設定をしておくことで、投資家らはそれに伴う株価の動きをリアルタイムで把握することができる。

 トリガーの開発企業は新機能の導入について、トランプ氏が「大企業の時価総額を何十億ドルをも吹き飛ばす」恐れがあるためと説明している。

 トランプ氏のソーシャルメディアの投稿の影響力の大きさが浮き彫りになったのは、昨年12月。大統領専用機「エアフォース・ワン(Air Force One)」開発製造のために航空宇宙機器大手ボーイング(Boeing)と結んでいる何十億ドル規模もの契約を取り消すべきだとトランプ氏がツイッターに投稿すると、同社の株価は急落した。

 トランプ氏はその他にも、米IT大手アップル(Apple)製品のボイコットを呼び掛けるなど、これまでに複数の企業に関する書き込みを行っている。

 そして先日、同じくツイッター上でやり玉に挙げたのは、米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)だ。「メキシコ産のシボレー・クルーズ(Chevy Cruze)は関税なしで米国のディーラーに送られている」と批判したのだ。

 その数時間後、GMのライバル企業のフォード・モーター(Ford Motor)は、16億ドル(約1850億円)を投じてメキシコに工場を新設する計画を撤回。代わりに米ミシガン(Michigan)州の製造拠点に7億ドル(約810億円)を投資すると発表した。

 トリガーは公式ブログ上で、「これらのトリガー(引き金の意)は新大統領の発言に対する市場の反応に基づき、株を動かしたり管理したりする際に役立つ」と述べ、「トランプ氏が選挙以来、積極的にツイートしているのは驚きに値しないものの、たった一つのツイートが大企業の時価総額から何十億ドルもを吹き飛ばす可能性があることは、誰も予期していなかった」と続けた。

 そして「株式公開会社の価格や契約に関する同氏のツイートが、市場を大きく動かしており、一般の投資家が自らの投資内容を完全に把握することをより困難にしている」とも付け加えた。

 このアプリは他にも多様な通知設定が可能となっている。例えば、株価が一定額に到達した際、あるいは過去1年間の最高値や最安値を付けた際に、株式を売却するためのリマインダーを設定したり、「経済事象や企業の財務状況」に関する通知をしてくれたりする。さらに同社は、コモディティー(商品)や通貨、仮想通貨、異常気象、世論などを含む新しい通知機能の開発も進めているとしている。【翻訳編集】AFPBB News

「テレグラフ」とは:
1855年に創刊された「デイリー・テレグラフ」は英国を代表する朝刊紙で、1994年にはそのオンライン版「テレグラフ」を立ち上げました。
「UK Consumer Website of the Year」、「Digital Publisher of the Year」、「National Newspaper of the Year」、「Columnist of the Year」など、多くの受賞歴があります。

最終更新:1/10(火) 17:42
The Telegraph