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ほったらかしもOK? 個人向けAI投資って儲かるの?

1/11(水) 12:22配信

THE PAGE

 このところAI(人工知能)を使った個人向け投資サービスが注目を集めています。ヘッジファンドなどプロの世界ではすでにAIを用いた投資はかなり浸透していますが、この流れが個人向けのサービスにも及んできました。今のところはAIをフル活用というよりも、ちょっとした投資アドバイザー的なレベルですが、果たしてAIを使った投資は儲かるのでしょうか。

金融系ベンチャーも個人向けAI投資に参入

 個人向けAI投資サービスは、マネックス証券や楽天証券など既存の証券会社で既に提供されていますが、金融系のベンチャー企業もこの分野に積極的に参入してきました。

 ウェルスナビ(WealthNavi)は、財務省、マッキンゼーという経歴を持つ柴山和久氏が設立したベンチャー企業で、ポートフォリオの構築や実際の運用をロボットにお任せできるサービスを提供しています。同じようなサービスにお金のデザイン社が提供している「THEO」やマネックス・セゾン・バンガード投資顧問の「MSV LIFE」、楽天証券の「楽ラップ」などがあります。

ポートフォリオのリバランスも自動で

 ウェルスナビは、最低100万円から運用をスタートすることができ、年齢や年収など簡単な質問に答えるだけでポートフォリオが自動的に決定されます。無料診断をやってみると、20代、年収300万円から500万円、資産額500万円未満、余裕資金を着実に運用、大幅な下落時にも何もしない、を選択した結果、米国株が約35%、日本・欧州株が約32%、新興国株が約13%、金が10%、米国債券が5%、不動産が5%というポートフォリオが提示されました。

 実際に口座を開設すれば、このポートフォリオに合わせてETF(上場投資信託)の買い付けが行われ、ポートフォリオのリバランス(内容の見直し)についても自動で行われますから、投資家は基本的にほったらかしでOKです。

 手数料は資産残高が3000万円までは資産額の1%、3000万円を超える分については0.5%となっています。ただし、ETFそのものにも運用手数料がかかっており、運用資産の中から控除されています。

常識的なポートフォリオなら利益も平均的

 ロボットで提示されるポートフォリオは金融理論を知っている人にとってはごく常識的な内容であり、同じETFを自分が口座を持つ証券会社で買い付ければ、売買手数料だけで同じ投資を実現できます。常識的なポートフォリオである以上、そこから得られる利益も平均的な水準に落ち着きそうです。

 今のところ、AIで高度な運用を行うと言うほどのレベルではありませんが、金融理論がよく分からないという人や、とにかく面倒だという人にとってはこうしたサービスは便利な存在と言えるでしょう。

(The Capital Tribune Japan)

最終更新:1/11(水) 15:03
THE PAGE

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