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三菱電機・違法残業で書類送検 元社員が語った「残業隠し」の実態

1/11(水) 12:31配信

BuzzFeed Japan

三菱電機情報技術総合研究所(神奈川県鎌倉市)で勤務していた元社員男性(31歳)に違法な残業をさせたとして、厚生労働省神奈川労働局は1月11日、三菱電機と当時の上司を労働基準法違反の疑いで書類送検した。【BuzzFeed Japan / 渡辺一樹】

三菱電機は、BuzzFeed Newsの取材に対し、次のようにコメントした。

“本件について、当社として真摯に受け止めており、関係者の皆様にご心配をお掛けしたことをお詫び申し上げます。

当時、情報技術総合研究所では労働時間を客観的に把握するシステムを導入しておりませんでしたが、現在、全ての事業所においてシステム導入を完了し、客観的把握時間と従業員の自己申告時間を照合して労働時間を管理するとともに、管理者や従業員に対する教育や指導を実施しています。

あらためて適切な労働時間管理を徹底してまいります。

今後、検察の調査に協力してまいります。“

三菱電機は、男性を解雇していたが、労災認定を受け、解雇の撤回を男性が所属する労働組合に伝えたという。

男性が記者会見で語っていたこと

元社員男性は昨年11月、長時間労働が原因で精神疾患になったとして、藤沢労働基準監督署に労災認定された。そのことを受け、厚労省で記者会見を開いて、職場環境の改善などを訴えていた。

どういう案件だったのか、概要を振り返る。

男性は2013年4月、研究職として入社した。配属先は、神奈川県鎌倉市の情報技術総合研究所。半導体レーザーの研究開発をしていたという。

労基署は、男性が2014年4月上旬ごろ、「適応障害」を発症したと認定。2014年1月以降、研修論文作成業務で著しく業務量が増加し、それまでの倍以上、月100時間を超える時間外労働があるなど、心理的負荷が「強」だったとして、11月24日付で労災を認めた。

ところが男性の場合、会社に記録された残業時間は、2015年11月16日~12月15日が37時間30分。翌月以降も37時間、59時間30分、52時間、32時間だった。

男性は、残業時間を「自己申告」するルールだったが、時間通りの申告が許されなかったのが原因だと主張。「会社による残業隠しだ」と批判していた。

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最終更新:1/11(水) 13:43
BuzzFeed Japan