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「Yes We Did!」と叫んだオバマ大統領は何を残したのか?ラストスピーチで振り返った8年間

1/11(水) 17:19配信

BuzzFeed Japan

オバマ米大統領が1月11日(日本時間)、最後の演説をした。「Yes We Can! (私たちはできる!)」「Yes We Did!(私たちは成し遂げた!)」。こう締めくくられたスピーチ。涙を流した人も多かった。オバマ大統領は8年の任期中、どんなことを成し遂げたのか。演説の中で自らが振り返った「レガシー(遺産)」をまとめた。【BuzzFeed Japan / 籏智広太】

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オバマ氏は演説で、「もし8年前のアメリカでこんなことを私が話していたら、目標が高すぎるのでは、と言うでしょう」と述べながら、自らの「レガシー」をアピールした。

景気の改善

オバマ氏がまず挙げたのは、景気対策。「自動車産業の復活させ、米国史上最長となる雇用創出を続けている」ことだ。

リーマンショック直後に就任したオバマ氏は、約90兆円にのぼる財政出動やGMの一時国有化をし、経済の立て直しをはかった。

演説の中盤では、こうも強調した。

「いま、経済は再び成長しているのです。賃金に所得、住宅価格、さらには退職積立金が、再び上昇しているのです。一方で貧困率は、再び下がっています」

「株価が記録を更新していても、富裕層は税金を公平に支払い、かたや失業率はおよそ10年ぶりに低い水準となりました。私たちは、人々がより良い生活を送れるようにするために、このようなことをしてきたのです。悪い生活ではなく」

ただ、このように自ら施策が「十分ではなかった」とも指摘している。

「上位1%の人たちが多くの富や収入を抱える一方で、都心部や農村部の多くの家族が置き去りにされています。月々の支払いに困窮している、レイオフされた工場労働者や、ウエイトレスや医療従事者たちです」

キューバ国交再開、イラン核合意、ビン・ラディン殺害

外交面に関しては、「キューバの人々とともに新たな転換点を迎え、イランの核兵器開発を戦争することなく終わらせ、さらには9.11の首謀者を殺害」したことをアピールした。

アメリカとキューバは2015年7月、54年ぶりに国交を回復。16年には、オバマ氏が米国大統領として88年ぶりにキューバを訪問した。

核問題で対立していたイランとは、15年に「核合意」を果たした。核開発を削減することと引き換えに、米欧など6カ国はその経済制裁を解除した。

また11年には、アメリカ同時多発テロの首謀者とされているオサマ・ビン・ラディン容疑者がパキスタンに潜んでいたことが発覚。オバマ氏は、殺害作戦決行の許可を出している。

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最終更新:1/11(水) 19:37
BuzzFeed Japan