ここから本文です

「イエス・ウィー・キャン」 オバマ大統領の最後の演説

1/11(水) 18:32配信

BuzzFeed Japan

オバマ大統領は1月10日夜(現地時間)、大統領として最後の演説をした。政治活動を始めたシカゴでのスピーチ。在任8年間を締めくくる言葉はこれ、だった。「イエス・ウィー・キャン」【BuzzFeed Japan / 溝呂木佐季】

【画像】死刑囚の最後の食事

大歓声で迎えられたオバマ大統領。「テレビ中継があるから始めなきゃならないんだよ」と冗談を飛ばすほど、拍手は鳴り止まなかった。

50分ほどの演説は「アメリカ国民から学び、大統領として、人間として成長できた」と感謝の気持ちを示して、切り出した。

シカゴにやってきた20代初めを振り返ったオバマ氏。「まだ自分は何者か、人生の目的を探していた」ものの、「この街で、信じることの力を、困難にある労働者たちの静かな威厳を知った」という。

「もうあと4年!」。ここで沸き起こった観衆からのコール。「それはできないよ」とオバマ大統領は笑った。

オバマの民主主義

「ここで学んだ。普通の人たちが参加し、力を合わせてこそ、変化は起こせると。ともにそれを求めれば」

「大統領としての8年の後、今もそう信じる。これは私だけの信念ではないだろう。アメリカの理想の核にあるものだ。自己統治という大胆な実験だ」

オバマ氏らしい民主主義をめぐる格調高い主張が続く。ときにそれは「大学教授のようで現実味を欠く」と揶揄されてきた。それでも、アメリカの根本思想を強く訴える。

「みなが平等につくられたという信念。自由や幸福の希求といった剥奪不可能な権利を創造主から授けられた」

「これらは明白ながらも、自動的にもたらされるものではない。われわれ国民は、民主主義という制度を通じて、より完璧な国を作ることができる」

「なんと根本的な考え方だろう。建国者たちからの偉大な贈り物。汗、困難や創造力を通じて、個人の夢を追う自由。そして、ともに努力し、共通の幸福、より偉大な幸福を達成する責務」

アメリカ建国から240年。西部を開拓し、奴隷を解放し、移民を受け入れ、女性参政権を付与してきた。完璧な歴史だったわけではない。だが、アメリカを別格にするのは「変化し、次世代の生活をより良いものにする能力」だった。

1/6ページ

最終更新:1/11(水) 19:21
BuzzFeed Japan