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ホストがテキーラ5杯一気飲みで死亡、責任者ら書類送検 シラフからでも一気に昏睡

1/12(木) 15:50配信

BuzzFeed Japan

大阪・ミナミのホストクラブ「Black Pearl」で2012年、テキーラを一気飲みして、ホストの男性(当時21)が死亡した。大阪府警は17年1月12日までに、店の責任者と従業員の2人を業務上過失致死の疑いで書類送検した。NHKなどが報じた。【BuzzFeed Japan / 籏智広太】

事件を報じた毎日新聞や産経新聞によると、男性が死亡したのは2012年8月1日。
午前5~6時ごろ、ほかのホストが客を接待する席に、「ヘルプホスト」についた際、コールをかけられ、テキーラ5杯を一気飲みしたという。

男性は直後に嘔吐し、倒れた。数十分後には口から泡を吹き、午前8時ごろに救急搬送されたが、約1時間後に急性アルコール中毒で死亡した。

店で働き始めて、まだ4ヶ月しかたっていなかった。

倒れてから2時間後の救急搬送。大阪府警は、責任者と従業員がすぐに救護措置をしなかったとして、書類送検した。

この事件をめぐっては、両親が2015年、店を相手取って約8600万円の賠償を求める裁判を大阪地裁に起こしている。また、14年には大阪府警に刑事告訴していた。

東京消防庁のデータによると、2015年に急性アルコール中毒で搬送された人は、同庁管内だけで1万5474人。そのうち6550人が20代だ。

同庁はその理由として、「経験の浅さから自分の適量が分からず、無謀な飲酒をしてしまうこと」を指摘する。

まさに裁判で両親が訴えているのはこの点だった。飲酒経験が乏しい男性に対し、店側に「一気飲みの回数を制限するなど配慮する義務があった」と主張している。

短時間に大量の飲酒をし、血中アルコール濃度が急上昇する一気飲みは危険な行為だ。アルコール健康医学協会によると、酔っ払っていない状態から、一気に昏睡状態に陥ることもあるという。

低血圧や呼吸困難だけではなく、今回のように死亡に至るケースもある。一気飲みをしないことが大切だ。

ただ、それでも急性アルコール中毒になってしまった場合には、どうすればよいのか。

同協会は、「即座に救急車を手配」すること、「可能ならば水分を補給」すること、吐瀉物がつまらないように安全体位を取るようにすることーーなどの対策を呼びかけている。

最終更新:1/12(木) 16:42
BuzzFeed Japan